「楽しく過ごせる人を探しています」という一文を消したら、メッセージの質が変わった
婚活アプリで3ヶ月間、いいねは来るのにマッチング後のメッセージが続かない。原因が「プロフィールの言葉の選び方」にあると気づいたのは、知人の一言がきっかけだった。「婚活らしすぎず、でも本気度は伝わる」文章の作り方を、NG例・OK例・コピペテンプレートとともに解説する。
「プロフィール、見せてもらっていいですか」
Omiaiを始めて3ヶ月目に、友人の結婚相談所スタッフに言われた言葉だ。スマホを渡すと、5秒もしないうちに「あー」と短い声が出た。
「これは恋活のプロフィールだよ」
そのとき、胸の奥で何かが落ちた感覚があった。自分では「婚活らしく書いた」つもりだったのに。
問題は「楽しく過ごせる人を探しています」という一文だった。それと「一緒に色々なところに行けたら嬉しいです」。これらは婚活アプリには刺さらない。恋愛の匂いがするけれど、結婚の輪郭がない。それが、「この人は本気なのかな」と思われる原因になっていた。
婚活プロフィールで引かれる5つのパターン(NG例文あり)
婚活向けアプリで見かける「引いてしまうプロフィール」には共通するパターンがある。
パターン1:結婚への焦りが透けて見える
【NG例文】
「30代に入り、そろそろ結婚したいと思っています。真剣に考えていただける方のみお願いします。」
「真剣に考えていただける方のみ」という言葉は、断りの言葉のように聞こえる。条件を先に突きつけると、「怖い」という印象を与えてしまう。
パターン2:将来像が抽象すぎる
【NG例文】
「お互いを大切にし合える関係を築きたいです。仲の良い夫婦になりたいと思っています。」
誰でも書ける。個性がない。「仲の良い夫婦」は全員が望んでいることで、この人ならではの将来像が見えない。
パターン3:スペックを並べすぎる
【NG例文】
「身長175cm、年収600万、大手企業勤務、一人暮らし、車あり。スポーツ好きで健康的な生活を心がけています。」
婚活アプリには確かに条件で探す側面がある。でもスペックを冒頭に並べると「人間らしさ」が消える。条件はプロフィール項目で確認できるので、自己紹介文はキャラクターを伝える場所にする。
パターン4:ネガティブな前置き
【NG例文】
「アプリは初めてなので不慣れですが、よろしくお願いします。顔写真が少なくてすみません。」
謝る必要がないことを謝ると、自信のなさが伝わる。婚活においては自己評価の低さは、相手に「この人を選んでも大丈夫か」と不安を与える。
パターン5:趣味の列挙だけで終わる
【NG例文】
「休日は映画鑑賞・カフェ巡り・読書・料理などをしています。インドア系ですが外出も好きです。」
趣味を列挙するだけでは、その人の「生き方の好み」が見えない。趣味は「なぜ好きか」とセットにすると人格が見えてくる。
結婚意志を自然に伝える書き方(具体例あり)
「本気度」を伝えるには、直接「真剣です」と書くより、具体的な将来の絵を描く方がずっと届く。
【NG】「結婚を前提にお付き合いしたいと思っています」
【OK】「できれば2〜3年以内には籍を入れたいと思っていて、相手の仕事や生活スタイルも大切にしながら生活を組み立てていきたいと考えています」
OK例のポイントは、時期を具体的にしたこと(2〜3年以内)と、「相手のことも大切に」という視点が入っていること。後者がないと「自分の婚活を急いでいる人」に見える。
「結婚したい」を「どんな日常を作りたいか」で表現すると、温度感が変わる。
【例文1】
「日曜の朝、家でゆっくりコーヒーを飲みながら過ごすような時間が好きです。そういう日常を、誰かと一緒に作れたらと思ってOmiaiを始めました。」
【例文2】
「お互いの仕事や趣味を尊重しながら、週末に一緒においしいものを食べに行けるような関係が理想です。将来は東京か関東近郊で家庭を持てれば。」
具体的な「日常の絵」があると、相手は「自分もその絵の中に入れるかどうか」を自然に考える。
価値観・将来像の書き方:抽象的にならない表現の作り方
「価値観の合う人を探しています」は婚活プロフィールで最も使われていて、最も意味のない一文かもしれない。
価値観を具体的に書くには、「自分が大切にしていること」を行動レベルで書く。
抽象:「お互いを尊重できる関係を大切にしたい」
具体:「自分の意見を言いながらも相手の話をちゃんと聞く、そういうやりとりができる人が好きです」
将来に関する価値観の例:
- 「住む場所は東京にこだわりはないので、相手の仕事に合わせて考えたい」
- 「子どもは2人くらい欲しいと思っています。育てるにはお互いの協力が必要で、家事分担は結婚前にちゃんと話し合いたい」
- 「両親の介護については、まだ先のことですが、どう向き合うかは相手とよく話したいと思っている」
こういった「未来の生活」に関する具体的な言及が、婚活プロフィールを恋活プロフィールと分ける。
コピペOKテンプレート(男性3種・女性3種)
男性テンプレートA(30代前半・穏やか系)
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東京でシステムエンジニアをしています。仕事は忙しめですが、休日はしっかり休む派で、近所のカフェで本を読んだり、1〜2ヶ月に一度は旅行に行ったりしています。
結婚については、できれば2年以内に考えたいと思っていて、お互いの生活スタイルを大切にしながら家庭を作っていきたいと思っています。子どもは2人が理想ですが、相手の状況や希望を聞きながら話し合えれば。
初めてメッセージするのが少し緊張しますが、まずはお互いのことを気軽に話せる関係から始められれば嬉しいです。
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男性テンプレートB(30代後半・誠実系)
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37歳、商社勤務。週末は中目黒や代官山を散歩したり、気になったレストランに行ったりしています。一人でも楽しめる趣味はありますが、誰かと過ごす時間の方が好きなので、婚活を始めました。
これまでの恋愛を振り返ると、「相手の話をちゃんと聞けていたか」という点を後悔していることがあります。今は、ちゃんと向き合える関係を作りたいと思っています。
まずはメッセージから、気軽にやりとりできれば。
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男性テンプレートC(40代・バツイチ・マリッシュ向け)
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42歳。5年前に離婚し、3年前から一人暮らしをしています。仕事は安定しています。子どもはおらず、再婚についても真剣に考えています。
過去の結婚では、お互いのすれ違いをそのままにしてしまったことが反省点です。今は、気になったことはちゃんと話し合える関係を大切にしたいと思っています。
子どもの有無は相手に合わせられます。まずは会って話してみたいです。
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女性テンプレートA(28〜32歳・自然体系)
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都内でサービス業をしています。休日は吉祥寺や下北沢をぶらぶらしたり、料理をしたりしています。
結婚については、いつかではなくそろそろちゃんと考えたいと思ってOmiaiを始めました。一緒にいて「ほっとする」と感じられる人と、日常を作っていきたいです。
子どもは欲しいと思っていますが、まずはお互いを知ることが先かなと。気軽にお話しできれば嬉しいです。
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女性テンプレートB(32〜36歳・キャリア系)
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34歳、都内でマーケティングの仕事をしています。仕事は好きで続けていきたいですが、結婚してから働き方を変えることも視野に入れています。相手の考えも聞きながら、二人で決めていきたいタイプです。
「仲の良い夫婦」というより、「お互いのことをちゃんと話し合える夫婦」が理想です。気になったことは言葉にして伝えられる関係を作れれば。
まずはカジュアルにメッセージできれば嬉しいです。
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女性テンプレートC(37歳以上・マリッシュ向け)
```
39歳。8年前に結婚し、4年前に離婚しました。子どもはいません。現在は都内でIT企業の経理をしています。
離婚については後悔より「学び」として消化できています。今は同じ前向きさを持っている人と、改めて家庭を作っていきたいと思っています。
再婚を真剣に考えているので、同じ気持ちの方とお会いできれば。過去より未来の話を、ゆっくり話せる関係が理想です。
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写真と自己紹介文の「婚活感のバランス」の取り方
「婚活感」という言葉は、プロフィールの中で二つの方向に働く。
「ちゃんと婚活している」→安心感・信頼感につながる
「必死すぎる婚活」→プレッシャー・重さにつながる
このバランスをどう取るか。
写真について言えば、スタジオで撮った「婚活写真」は真剣度を伝えるが、ポーズや表情が硬すぎると「人間らしさ」が薄れる。Omiaiでは婚活写真1枚+日常写真2〜3枚の構成が、この両方を満たす。日常写真は「カフェでコーヒーを飲んでいるところ」「旅先で撮った1枚」程度で十分。
自己紹介文については、「結婚」という言葉を使いすぎない。1200字の自己紹介文の中に「結婚」が5回以上出てくると、圧力感が出る。1〜2回の言及で、あとは「どんな日常を作りたいか」で表現する方が、読んでいて「この人と話してみたい」と思ってもらいやすい。
友人に「プロフィールを読んでどう感じるか」を率直に聞くのが、一番正確なフィードバックになる。婚活スタッフや相談所に見せる選択肢もある。プロが読んだ最初の一言は、自分では気づかない「ズレ」を教えてくれる。
私はあの日、友人の「あー」という一言で3ヶ月分の答えを得た。その後プロフィールを書き直して1週間、届くメッセージの文字数が倍になった。内容ではなく、言葉の選び方だけで、人は変わる。
よくある質問
婚活プロフィールで年収や学歴は書くべきですか?↓
子どもについての希望は婚活プロフィールに書くべきですか?↓
プロフィールを書き直すタイミングはいつがいいですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。