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愛情表現のタイプを知った夜、関係が変わった。後悔しなかった話

付き合っていた人との関係が「なんかうまくいかない」感じがしていた。喧嘩はしない、でも「伝わっていない」という感覚が両方にあった。「5つの愛情言語」を知って相手への接し方が変わった——コミュニケーションの話。

27歳・女性の体験
·橘みあ·5分で読める

「愛情言語」という概念を知ったのに、関係が変わるのに時間がかかった。


当時付き合っていた人との関係が、なんかうまくいかない感じがしていた。喧嘩はしない。でも「伝わっていない」という感覚が両方にあった。


「愛情表現の方法には5種類ある。言葉による肯定、クオリティタイム、贈り物、奉仕行為、スキンシップ。人によって、最も愛情を感じる方法が違う」という話だ。


読みながら「あ、これか」と思った。ページをめくる手が止まった。


5つの愛情言語とは


言葉による肯定:「ありがとう」「好きだよ」「今日の話、面白かった」など、言葉で愛情を示すタイプ。言葉がないと「伝わっていない」と感じやすい。


クオリティタイム:一緒に過ごす時間そのものに価値を感じるタイプ。どこかへ行くより「隣にいること」が愛情として届く。


贈り物:プレゼントや「気にかけてくれた形跡」が愛情として響く。高価かどうかより「選んでくれた」という行為が大事。


奉仕行為:何かしてくれること、助けてくれることが愛情として伝わる。料理を作る、疲れたとき何かを代わりにやるなど。


スキンシップ:触れることで愛情を感じるタイプ。手をつなぐ、隣に座る、そういった物理的な接触が「一緒にいる感」になる。


自分と相手のタイプを考えた


私は「言葉」が一番響く。「ありがとう」「好きだよ」「今日の話、面白かった」。こういう言葉を言ってほしいし、言いたい。言葉がないと、気持ちが伝わっていないように感じる。逆に言葉があれば、どんな状況でも「ちゃんと見てもらえている」と思える。


でも彼は「一緒にいる時間」を大事にしていた。どこかに行くというより、ただ一緒にいることを好んでいた。休日に特に何もしなくても、隣にいてくれればよかった、という人だった。恵比寿で映画を見た後、どこかに行こうと言っても「このまま公園でいいよ」と言う人だった。


私は言葉を期待して、彼は時間を期待していた。


すれ違いの正体


「私はちゃんと言葉で伝えているのに、なんで伝わらないんだろう」と思っていた。「好きだよ」と毎日言っていた。伝えているつもりだった。


彼は「一緒にいる時間を大切にしているのに、なぜ受け取ってくれないんだろう」と思っていたらしい。週末に必ず会っていた。長い時間を一緒に過ごしていた。それが愛情表現だと思っていた。


どちらも愛情を示していた。でも受け取り方が違っていた。英語で話しかけているのに、相手は日本語で待っている、みたいなすれ違いだった。


それに気づいたとき、「ケンカじゃなかったんだ」と思った。怒っていたわけじゃなく、届いていなかっただけだった。その区別が腑に落ちると、喉の奥のつかえが少し取れた。


変えたこと


まず、相手に「どうすると嬉しいか」を直接聞いた。「何か一緒にしたい場所ある?」「週末、どう過ごしたい?」という形で。


彼の愛情言語に合わせた。一緒にいる時間を、もう少し大事にした。予定を詰めすぎず、ただいる時間を作った。恵比寿のカフェで何時間も過ごしたり、家でDVDを見ながら話したり。「どこかに行く」より「一緒にいる」を目的にした。


彼も、私の言語に合わせてくれた。「ありがとう」「また来てね」「好きです」を、もう少し言ってくれるようになった。最初は照れていたけど、言えるようになっていた。「なんか恥ずかしいんだよね、言葉にするの」と言いながら言ってくれていた。


関係が変わった


「伝わっていない」という感覚が減った。


「伝えている」と「届いている」は、違う。自分の言い方で伝えるだけじゃなくて、相手が受け取りやすい形で伝えることが必要だった。


相手に自分の言語で話してもらうことも大事だし、相手の言語で話すことも大事だった。お互いが歩み寄ることで、初めて「伝わる」状態になる。


愛情のすれ違いは、愛情の量じゃなく、形の問題だったりする。どちらかが愛していないんじゃなくて、言語が違うだけ。それを知っているだけで、関係の見え方が変わる。


あの本を読んでいなければ、あのすれ違いの正体に気づかないまま終わっていたかもしれない。言葉で「好きだよ」と言いながら、お互いが届いていないと感じ続けるのは、思っていたよりずっと消耗する。


愛情表現のタイプを知ってから、恵比寿のカフェでのデートが変わった。彼女は「言葉で伝える」タイプだった。私は「行動で示す」タイプ。すれ違いの正体がわかった瞬間、心臓がドクンと跳ねた。彼女が「好き」と言葉にしてくれるのは、私への最大限の愛情表現だった。私がサプライズで花を買うのは、言葉にできない代わりの行動だった。代官山の帰り道、手をつなぎながら「伝わってたよ」と彼女が言った。喉の奥が熱くなった。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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