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元カレのインスタを見た夜。後悔してやめたら全部変わった

別れて2ヶ月、毎晩23時に元カレのインスタを確認する儀式を続けた。投稿、ストーリー、フォロワー。毎晩、毎晩。やめることに3ヶ月かかった。その癖をやめた日から、マッチングアプリを含め、全部が動き出した。

20代後半・女性の体験
·橘みあ·6分で読める

正直に言う。2ヶ月毎晩インスタを見ていたのに、やめたら変わった。


23時。ベッドに入って、部屋の電気を消して、布団の中でスマホを開く。ケンタのアイコンをタップする。ストーリーが上がってるか確認する。投稿が増えてないか確認する。フォロワーに新しい女がいないか確認する。


毎晩。毎晩。儀式みたいに。


ケンタとは1年半付き合って、彼の転職を機に別れた。「新しい環境で頑張りたい。今は恋愛に集中できない」。大人な理由。納得した。嘘。全然納得してなかった。でも「わかった」って言った。泣かなかった。帰りの丸ノ内線で泣いた。


別れた翌日から始まった。インスタを見る癖。


最初は「元気かな」くらいの軽い気持ちだった。でもすぐにエスカレートした。


ストーリーに居酒屋の写真。誰と飲んでるの。グラスが2つ写ってる。女? 男? 拡大する。指で広げる。爪が長すぎない? ネイルしてない? 確認する。男の手っぽい。ほっとする。


自分が気持ち悪かった。わかってる。でもやめられなかった。


ストーリーが24時間上がらない日は、「誰かと一緒にいるから投稿できないのかも」と想像して胃がキュッと縮んだ。逆に毎日投稿してる日は、「楽しそうにしてるのが腹立つ」と思った。どっちにしても苦しい。


限界が来た夜


別れて2ヶ月と12日目。ケンタが投稿した写真。表参道のカフェ。ラテの写真。キャプションは「久しぶりの休日」。


そこまではいい。問題はコメント欄。知らない女のアカウントがハートの絵文字をつけてた。プロフィールを見に行った。25歳。アパレル。下北沢在住。犬を飼ってる。


その子の投稿を1年分遡った。


気づいたら深夜2時だった。目が乾いてて、肩が凝ってて、喉の奥に石が詰まったみたいに苦しかった。


スマホを床に投げた。天井を見て、思った。


何してんだろ、私。


ケンタは新しい生活を始めてる。私はベッドの中で、知らない女のインスタを遡ってる。この差。この差がもう、答えじゃん。


やめるためにやった5つのこと


翌日から実行した。全部書く。


1. インスタのアプリに時間制限をかけた。


iPhoneの「スクリーンタイム」で、Instagramの使用時間を1日15分に設定した。パスコードは同期のミホに設定してもらった。自分で解除できないように。


15分って意外と短い。フィードを見て、友達のストーリーを見たら、もうケンタのページに行く時間がない。最初は「15分じゃ足りない」ってイライラした。1週間で慣れた。


2. ケンタのアカウントをミュートした。


フォローを外すのは、まだできなかった。でもミュートならできた。投稿もストーリーも表示されなくなる。見に行こうと思えば行けるけど、フィードに流れてこない。それだけで、無意識に見てしまう回数が激減した。


3. 寝る前のスマホをやめた。


一番見てしまう時間帯は、23時のベッドの中。だからスマホをベッドに持ち込むのをやめた。充電器をリビングに置いた。


代わりに本を読んだ。渋谷のTSUTAYAで適当に買ったエッセイ。最初は3ページで寝落ちしてたけど、1ヶ月後には寝る前の読書が習慣になった。


4. 「見たい」と思ったら、代わりに友達にLINEした。


ケンタのインスタを開きたくなった瞬間、代わりにミホかアヤカにLINEを送った。「暇?」の一言でいい。返事が来たら雑談する。来なかったらそのまま寝る。


衝動は5分で過ぎる。その5分を別のことで埋める。これが一番効いた。


5. 自分のために時間を使い始めた。


ケンタのインスタを見てた時間は、1日平均40分くらいあった。それを全部、自分に使うことにした。


ヨガを始めた。吉祥寺のスタジオに週2で通った。GUでヨガパンツを買った。2,000円。十分だった。体を動かすと、頭の中のケンタの占有面積が少しずつ減っていった。


3ヶ月後


完全にやめるまで3ヶ月かかった。途中で2回リバウンドした。深夜に弱い瞬間が来て、ミュートを解除して見てしまった。翌朝の自己嫌悪がすごかった。でもまたミュートして、やり直した。


3ヶ月後のある朝。電車の中でインスタを開いて、フィードをスクロールしてて、気づいた。


ケンタのことを思い出してなかった。


見に行こうとも思わなかった。存在を忘れてた。


新宿駅で電車を降りた時、春の風が吹いた。コートが要らないくらいあったかい日だった。胸の奥にあった石みたいな重さが、いつの間にかなくなってた。


今、思うこと


元カレのSNSを見る行為は、傷口を毎日開いてるのと同じ。治りかけてるかさぶたを剥がして、「まだ痛い」って言ってる。そりゃ痛いよ。自分で剥がしてるんだから。


やめるのは意志力の問題じゃない。環境を変えること。アプリの設定を変えて、スマホの置き場所を変えて、衝動が来た時の逃げ道を作る。


ケンタのインスタ、今も見てない。フォローはまだ外してないけど、もうどうでもいい。本当に。


元カレのインスタより明日の自分の方が面白いのに。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

#SNS#元カレ#執着#立ち直り#デジタルデトックス
このテーマを読む:失恋・別れ体験談

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