恋のアーカイブ
マッチングアプリ攻略攻略ガイド

返信速度で恋愛を判断するのをやめたら、マッチング率が上がった話

「既読から30分以上経ったら脈なし」と信じてPairsを使っていた頃、勝手に幕を閉じ続けていた。この思い込みを捨てたら、マッチングアプリの攻略が変わった。返信速度で相手の気持ちを判断するのをやめたことで、恋愛がラクになった話。

27歳・女性の体験
·橘みあ·6分で読める

正直に、全部書く。


「既読から30分以上経ったら脈なし」


本気でそう思っていた時期がある。


Pairsを始めた26歳の冬、私はLINEの返信時間を秒単位で計算していた。30分以内なら関心あり、2時間以上は微妙、翌日は絶望的。自分でルールを作って、自分でダメージを受け続けていた。「また2時間以上経った」「ああ、この人も終わりか」——そう結論づけて、自分からフェードアウトしたこともある。今思えば、勝手に幕を閉じていただけだった。


あのころのスマホの画面、どれだけ見つめていたんだろう。



外科医は、手術中にLINEを返せない


ある日、好感度高めだった相手から7時間後の返信が届いた。


「今日手術だったんですよね、やっと終わりました」


外科系の仕事をしている人だった。そりゃ返せない。当たり前だ。無菌手袋をはめた手でスマホを触るわけにはいかないし、そもそも手術室にスマホは持ち込まない。「既読から7時間、終わりだな」と思って送りかけた「お互い頑張りましょう」の一言を、送信する直前で止めた。あぶない。


冷静に考えれば、世の中には朝5時から市場に出る人もいる。工場のラインに入ったら休憩時間まで触れない人もいる。夜勤明けで泥のように眠っている人だって当然いる。私が「脈なし認定」してきた相手の半分くらいは、たぶんそういう事情だった。


「返信遅い=私への興味が薄い」、ではなくて「返信遅い=その人の生活がある」。たったそれだけのことに、3ヶ月かかった。



自分の返信を見返して、恥ずかしくなった


気づきのきっかけは、過去のトーク履歴を読み返したことだった。ある夜、なんとなく昔のやりとりを遡っていたら、自分のメッセージがあまりにも薄くて笑えなかった。


即レスしていた相手への文章、ひどかった。「そうなんですね!」「えー、すごい!」「いいですね〜!」の三択でほぼ乗り切っていた。絵文字が多いだけで、中身がほぼない。相手が何か話題を振ってくれているのに、私は「うんうん」と頷いているだけで何も返していなかった。


一方で、2日後でも丁寧に返してくれていたある人の文章は、毎回ちゃんと質問が入っていた。「それって下北沢のお店ですか、あのへん好きで」「休日に料理するって、どんなの作るんですか」。返信は遅いけど、会話が前に進む。読み返すたびに、少し嬉しかった記憶がある。


速さより、中身。当たり前のことを、すっかり忘れていた。



焦って送ったメッセージは、たいてい裏目に出る


もうひとつ、認めたくない失敗がある。


返信が遅いと感じると、私は「追いメッセ」を送っていた。「最近どうですか?」「忙しいですか?笑」——読み返すと、かなり痛い。相手はまだ考えていたかもしれないし、返し方を迷っていたかもしれないのに、私が焦って畳みかけることで、相手のペースを完全に崩していた。


「マジで?またきてる」と思われていたとしたら、そりゃ返しにくい。


追いメッセを送るたびに、自分でプレッシャーをかけていた。相手に、ではなく、自分に。「早く返ってこないとどうしよう」「このまま終わったらどうしよう」。不安が不安を呼んで、最終的にそのやりとり自体が苦しくなる。楽しいはずの恋愛が、作業になっていた。



ルールを3つだけ変えた


散々やらかしたあとで、自分の中のルールを書き直した。難しいことは何もない。


1. 返信は1〜2日以内ならOKにする

2. 既読スルーは「まだ考え中」か「忙しいだけ」のどちらかと解釈する

3. 判断するなら、返信の速さじゃなく、内容で


たったこれだけ。でも変化はすぐに出た。


追いメッセを送らなくなったら、相手からの返信に「待ってた感」が出なくなった。プレッシャーが消えると、やりとりの空気がゆるむ。相手も、たぶん気持ちよく返せるようになったんだと思う。恵比寿の居酒屋で実際に会えた人が、この方針に変えてから2ヶ月で3人になった。偶然かもしれないけれど、体感としては確実に何かが変わった。


「えー、そんなに早く諦めてたの」と友達に話したら、笑いながら「みんなそうだよ」と言われた。みんなそうなのか。なんだか少し、ほっとした。



中目黒で会った人の話


ルールを変えてしばらく経ったころ、withで話していた人と中目黒で会った。最初のメッセージへの返信が1日半後で、「あ、この人も終わりかな」と思いかけた相手だった。


実際に会ったら、めちゃくちゃ話が面白かった。建築の仕事をしていて、現場が立て込むと本当にスマホを見る時間がないのだと言っていた。「返信遅くてすいません、現場だと電波も怪しくて」と、待ち合わせ場所の目黒川沿いで少し照れながら言っていた。


その人とは結局5回会って、うまくいかなかったけれど、今でも「会ってよかった」と思う。返信速度で切っていたら、出会えなかった人だった。



返信速度は、性格の一部ではある


誤解したくないのだけど、返信速度が完全に関係ないとも思っていない。


ずっと既読無視が続くとか、返信のたびに3日以上間が空くとか、そういうパターンは「関心が薄い」のサインである可能性もある。それはそれで、向き合ったほうがいい。でも「30分返ってこなかったから終わり」は、さすがに早すぎた。


大事なのは速度じゃなくて、その人が何を書いてくれたか。前の会話を覚えているか。こちらの話題を拾ってくれているか。そういうことの積み重ねが、本当の「脈あり」のサインだった。


返信が遅い人を待てるかどうかは、結局「この人ともっと話したいか」という気持ちそのものだ。その気持ちがあれば、2日くらい、全然待てる。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:メッセージ攻略

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