タップルとTinderを3ヶ月使い比べた夜。20代が迷う選び方
タップルとTinderを20代が同時に使い比べた。「日本人向け」「グローバル感ある」という評判だけじゃわからない。実際に並行して使ってみて感じた雰囲気の違いと、どちらが合うタイプか——マッチングアプリ比較の体験談。
正直に言う。タップルとTinderを3ヶ月使ったけど、どっちかわからなかった。
友達は「タップルは日本人向け、Tinderはグローバル感ある」と言っていた。それだけ聞いてもよくわからなくて、両方入れることにした。どちらも無料プランで始めた。金曜の夜、下北沢の狭いワンルームで2つのアプリを交互に開きながら、同じ顔写真で同じ自己紹介を登録した。2つ並べてみないとわからないことがある、と思った。
タップルの印象
UIが「趣味でつながる」設計になっていて、「おでかけ機能」という独自の機能がある。「渋谷でカフェに行きたい」「代官山で映画見たい」という投稿に対して、「一緒に行きたい」と申し込む仕組みだ。
雰囲気は全体的にカジュアル。「まず会ってみよう」という積極性がある人が多い印象で、長いメッセージのやりとりより「会って話す」ことを優先している人が多かった。
ユーザーの年齢層は20代が多い。プロフィールのトーンが全体的に明るく、「遊び感覚でいい出会いを探してる」という雰囲気を感じた。
日曜の昼、スタバのアイスラテを飲みながらアプリを開いた。使い始めて1週間で、「代官山のログロード、今週末行きませんか?」という投稿をしてみた。3件の申し込みが来て、そのうちの1人と実際に会った。アプリ内でのやりとりは3往復くらいで、あとは当日の流れを確認しただけ。会って話してみたら趣味が合って、2時間があっという間だった。「また行きましょう」となったのは自然な流れだった。
Tinderの印象
日本だけでなく世界中のユーザーが使っているため、外国籍の人も普通にマッチングする。東京で使うと、外国人留学生やビジネス目的で来ている人が一定数いる。
プロフィールの情報量はタップルより少なく、写真と短いプロフィール文がメインだ。「スワイプの直感」で動く設計で、じっくり相手を読むより反射的に判断する場面が多かった。
「カジュアルな出会い」を求めている人が混在していて、目的のバラつきが大きい。
Tinderで最初に会った人は、メッセージのやりとりが1週間続いていた。「そろそろ会いませんか」と言ったら「いいよ」と即返ってきた。渋谷のタワーレコード近くのカフェで会った。待ち合わせ場所に立った時、手のひらに汗がにじんだ。思っていたより真面目な人で、「音楽の話がしたくてマッチした」と言っていた。あいみょんの新譜の話で盛り上がって、気づいたら2時間経っていた。Tinderの「カジュアルな出会い」ってどんな人なんだ、という固定観念が少し崩れた。
20代が使うならどっちか
結論として、「日本人と恋愛したい」「まず日常的に話せる人を見つけたい」ならタップルが向いている。機能の設計が「会うことへのハードルを下げる」ことに特化していて、使いやすかった。
「国籍問わず広くつながりたい」「英語で話せる人もいい」ならTinder。ただし目的が曖昧な人も多いため、プロフィールを丁寧に読む必要がある。
タップルの「おでかけ機能」は本当に独特で、マッチングの段階ですでに「何をするか」が決まっている。「何して会うか」を決めるやりとりが不要なぶん、メッセージが早く進む。初対面で話すネタに困る人にはありがたい設計だと思う。
実際に会った人数の違い
3ヶ月使って、タップル経由で実際に会った人は4人。Tinder経由は2人だった。会う話が出るスピードはタップルの方が速かった。
「早く会いたい」なら効率が良いのはタップルだった。「じっくり選びたい」ならTinderで相手を絞る方が合っていた。
ただし一つだけ言うと、タップルで会う人はフットワークが軽い人が多い。フットワークが軽い=真剣度が低いということでは全然ないが、「まず会ってみて話しましょう」というテンション感は、長く付き合うためのステップとして使うつもりなら、少し意識して動く必要がある。
どちらのアプリも、「使い方次第」という部分が大きい。ツールより先に「自分が何を求めているか」を明確にした方が、どちらを使っても結果が出やすかった。
アプリを変えても自分は変わらない。でも自分が変われば、どのアプリでも出会える。
最終的にどちらを選んだか
3ヶ月使い比べて、タップルを残した。理由は「デートに直結する機能」があったから。恵比寿で初めて会った人とは、タップルの「おでかけ」機能で繋がった。面倒なやりとりを省いて、直接会える。心臓はバクバクだったけど、会った瞬間に「来てよかった」と思えた。Tinderのスワイプは楽しいけど、マッチしてから会うまでの距離が遠い。手のひらの汗を我慢しながらも、実際に会うことが一番の情報だと20代の自分は学んだ。
選ぶことより動くことが先。どのアプリを使うかより、使う自分がどう動くか。恵比寿のカフェで出会えた奇跡は、動いたから起きた。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。