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恋愛体験談エッセイOmiai

Omiaiで出会って婚約した夜、後悔しなかった6ヶ月の話

婚活アプリで出会って結婚できるとは、半分しか信じていなかった。でも6ヶ月後、彼が指輪を持ってきた。。Omiaiで婚約するまでの6ヶ月を、書いておく。。婚活アプリで本当に出会えるのか、Omiai を始めた頃は半信半疑だった。友達に「婚活...

30・女性の体験
·橘みあ·7分で読める

正直に言う。Omiaiで出会ったのに、6ヶ月で婚約した。


婚活アプリで本当に出会えるのか、Omiai を始めた頃は半信半疑だった。友達に「婚活アプリで結婚した人いる?」と聞いたら「いるよ、複数人」という答えが返ってきて、「じゃあやってみるか」と思った程度だった。


Omiaiを選んだ理由と最初のマッチング


登録したのは10月の終わり。代官山のスタバで一人でアイスラテを飲みながら、スマホの画面を睨んでいた。Pairsも候補にあったけど、「真剣な出会い」と書いてあるOmiaiの方が、30歳の自分の温度に合っている気がした。周りは結婚ラッシュで、日曜の夜にインスタを開くと子供の写真ばかり流れてくる。胃の奥がきゅっと縮む感覚を、もう何十回味わったか知れない。


マッチングしたのは登録から2週間後。最初のメッセージが「プロフィールに恵比寿と書いてありました。私もあのあたりによく行くんですが、好きなカフェありますか?」だった。居住地ではなく「よく行く場所」という切り出し方が自然で、返信した。恵比寿の話をしながら、代官山の話になって、中目黒の話になった。5往復で「会いましょう」という話になった。


初デート——恵比寿のイタリアンで2時間半


待ち合わせは恵比寿駅の東口。改札を出た瞬間、紺のコートを着た男の人がこちらに向かって軽く手を挙げた。写真よりちょっとだけ背が高い。心臓がどくん、と跳ねた。


イタリアンの窓際の席で、カプレーゼとマルゲリータを頼んだ。バジルの青い香りがテーブルに広がる。仕事の話、家族の話、婚活を始めた理由。「婚活を始めた理由」を最初のデートで聞いてもいい空気がOmiaiにはある。Pairsとは全然違った。


「なんでOmiai選んだんですか」


彼がワインのグラスを傾けながら聞いた。


「……友達に勧められて。正直、半信半疑で」


「あ、同じです」


笑った。同じタイミングで。オリーブオイルのかかったフォカッチャをちぎりながら、手が温まっていった。11月の夜なのに、店内が暖かいのか、自分の体温が上がっているのかわからなかった。


帰り際、恵比寿駅の改札の前で「また会えますか」と聞かれた。声が少し低くて、緊張しているのがわかった。「はい」と返した自分の声も、かすれていた。


4回目のデート——告白と、そこから


2回目は代官山の蔦屋書店で本を選んで、近くのカフェでコーヒー。3回目は渋谷のビストロで赤ワインを飲みすぎて笑い転げた。4回目のデートの帰り際、中目黒の川沿いを歩いていたとき、彼が立ち止まった。


「好きです。付き合ってほしい」


川面に街灯の光が揺れていた。風が吹いて、彼のコートからウッディな香りがふわっと来た。心臓が、ゆっくり、速くなった。耳たぶが熱い。マフラーの中に顔を埋めて、「はい」とだけ言った。声が裏返りそうで、それ以上しゃべれなかった。


プロポーズ——箱根の旅館で


付き合ってから2ヶ月目に彼の実家へ行った。埼玉の住宅街。玄関を開けたらカレーの匂いがして、お母さんが台所から顔を出した。「上がって上がって」。彼と同じ垂れ目で、同じタイミングで笑う人だった。リビングのソファに座ったとき、手が震えたのをテーブルの下で隠した。


3ヶ月目に私の両親に会ってもらった。父は「真面目そうだな」とだけ言った。母はお茶を何度もおかわりさせていた。帰り際に母が小さく「いい人じゃない」と言ったのが、全部だった。


5ヶ月目、箱根の旅館。夕食の後、部屋に戻ったら彼が「渡したいものがある」と言って、ポケットから小さな箱を出した。喉がきゅっと詰まった。箱を開けたら、シンプルなダイヤモンドの指輪があった。窓の外で芦ノ湖の水面がぼんやり光っていた。彼の手が少し震えていた。


「一緒になりましょう」


泣いた。声が出なかった。うなずくことしかできなくて、鼻をすする音だけが畳の部屋に響いた。温泉の硫黄の匂いと、彼のシャツについた柔軟剤の匂いが混ざっていた。


結婚式で「アプリ婚」を公表した日


披露宴で「馴れ初め」を紹介する時間があった。


「マッチングアプリで出会いましたって言う?」と彼に聞いたら、「言おう。隠す理由ないでしょ」と即答された。私の方がまだ迷っていた。親戚のおじさんの顔がちらついて、胃の奥がもやもやした。


当日、司会者が「お二人の出会いはマッチングアプリのOmiaiでした」と読み上げた瞬間、会場がざわっとした。おじさんたちが顔を見合わせて、友達が小さく拍手した。母のテーブルに目をやったら、母が目をつぶって笑っていた。恥ずかしいのか、嬉しいのか、たぶん両方。


二次会で大学の友達に「え、マジで? アプリ?」と聞かれた。「マジで。Omiai」と答えたら、「……私もやろうかな」と小さい声で言われた。隣にいた別の友達が「え、私もう始めてるけど」と笑った。


Omiaiで出会ったという話、最初は恥ずかしかった。今は全然そう思っていない。


どこで出会ったかよりも誰に出会ったかなのに、ずっと温かい。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:婚活体験談

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