「婚活真剣」の男性5人に会った夜。後悔した1人だけだった話
Omiaiのプロフィールに「婚活真剣です」と書いている男性5人とデートした。1人目は2回目で音信不通。2人目は既婚者だった。真剣に婚活している人と、「真剣」を装っている人の見分け方を、5人分の実体験から書く。
正直に言う。「婚活真剣」の5人に会ったのに、真剣だったのは1人だった。
31歳、看護師。「そろそろ本気で婚活しないと」と思ってOmiaiを始めた。Pairsは以前使ったことがあったけど、カジュアルな出会いが多かった。Omiaiなら「結婚を考えている人」が多いと聞いた。
プロフィールに「婚活真剣」と書いている人だけに絞って、5人と会った。結果を先に書く。
5人の結果一覧
■ 1人目:33歳・商社(真剣度 ★☆☆)→ 2回目で音信不通
■ 2人目:35歳・IT(真剣度 ★☆☆)→ 既婚者だった
■ 3人目:30歳・公務員(真剣度 ★★☆)→ 価値観が合わず3回で終了
■ 4人目:34歳・メーカー(真剣度 ★★☆)→ 好きになれなかった
■ 5人目:32歳・建築(真剣度 ★★★)→ 現在交際中
1人目:「婚活真剣」と書いていたのに、2回目で消えた
銀座のカフェで会った。店内はエスプレッソの香りが漂っていた。身なりがきちんとしていて、話も面白かった。「結婚は30代のうちにしたい」と言っていた。1回目のデートは2時間、楽しく終わった。
2回目のデートの日程を決めるLINEを送った。既読がついて、3日返信がなかった。4日目に「すみません、ちょっと忙しくて」。その後、未読のまま。
「婚活真剣」と書いていても、1人に絞っていないだけだった。
2人目:左手の薬指に、日焼けの跡があった
新宿のレストランで会った。35歳、IT企業の管理職。落ち着いていて、大人の余裕があった。「そろそろ身を固めたいと思って」と言っていた。
2回目のデートのとき、テーブルの上に置かれた左手を見た。薬指に、指輪を外した跡——うっすら日焼けのラインがあった。
心臓が冷たくなった。椅子の背もたれを握る手に力が入った。
「……指輪の跡、ありますよね」
5秒の沈黙のあと、「……離婚調停中なんです」と言われた。嘘か本当かわからなかった。でもそれを確認する気力は残っていなかった。会計を済ませて、新宿駅まで無言で歩いた。
5人目:「真剣」は行動でわかった
5人目の人が違ったのは、行動だった。
デートの場所を毎回具体的に提案してくれた。「日本橋にいい和食の店があるんですけど」「次は清澄白河のカフェどうですか」。メッセージは毎日途切れなかった。
3回目のデートで、自分の両親の話をしてくれた。「うちの父親が定年退職して、母親と旅行に行き始めて。ああいう夫婦になりたいと思ってます」。
その話をしているときの声のトーンが、1〜4人目とは違った。暗記したセリフじゃなくて、自分の言葉で話していた。
4回目のデートの帰り、日本橋の交差点で「付き合ってほしい」と言われた。信号が赤から青に変わる間に、「はい」と答えた。声がうわずった。交差点を渡る人混みの足音が、急に遠くなった。
「真剣」の見分け方
5人に会ってわかったこと。プロフィールの「婚活真剣」は何の保証にもならない。見るべきは3つ。
1. デートの計画を自分で立てるかどうか。本気の人は、店を調べて、予約して、待ち合わせ場所を提案する。「どこがいいですか?」と丸投げする人は、他の相手にも同じことを言っている。
2. 将来の話を「自分の言葉」でするかどうか。「結婚したい」はテンプレ。「父親が定年して母親と旅行してて、ああなりたい」は自分の言葉。
3. デートの後の連絡が途切れないかどうか。2回目に誘うかどうかで、本気度は一目瞭然。
あの夜のことを、まだ消化できていないのに。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。