マッチングアプリ攻略
「なんで私が好きなの?」と3回聞いた夜、彼はもう答えてくれなかった
愛されるたびに怖くなった。信じたいのに信じられなくて、先に傷つけることで自分を守った。3年間の恋愛を振り返って気づいた、あのころの私にできた唯一のこと。
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愛されるたびに怖くなった。信じたいのに信じられなくて、先に傷つけることで自分を守った。3年間の恋愛を振り返って気づいた、あのころの私にできた唯一のこと。
キャリアか恋愛か、ずっとそれを問い続けてきた。でも本当は、問い自体がずれていた。仕事が充実しても孤独だった夜に、ようやくそれに気づいた。
3回目のデートの帰り道、社交辞令だと思って言った「肉じゃがが食べたい」。彼は本当に作ってくれた。土曜の昼過ぎ、玉ねぎの匂いとかすかな距離の近さの中で、私の何かが静かに溶けていった。
距離は問題じゃない。問題は、会えない期間に何が積み重なるかだ。
12月24日、「特になし」と返したら30分後にチャイムが鳴った。小さな花束を持って立っていた彼の顔を見た瞬間、言い訳みたいに張っていた何かが、ゆっくりと崩れていった。
「まだ早い」「もう遅い」の間にある、正しいタイミングの見つけ方。
好きな映画を変え、意見を飲み込み、自分を消すことで愛を証明しようとした2年間。気づいたのは、別れた後に友達から「最近どこ行ってたの?」と言われた瞬間だった。
11月の吉祥寺、路地裏でしゃがんでいた私に声をかけてきた人がいた。猫を挟んで話して、気づいたら毎週会っていた。縁って、こんなふうに転がり込んでくる。
大阪に出張中の彼へ、2月14日の深夜に送った22文字。チョコより先に届いた「好きです」が、あの冬いちばん正直なものだった。
ケンカはするもの。問題は、終わらせ方だ。
「好き」という気持ちは維持するものじゃなく、更新していくものだった。
終わりには必ず前兆がある。気づいていたのに、見て見ぬふりをしていた。