86分間ほぼ黙った初デートの夜。後悔したのに「また会いたい」と言われた
withで出会った初デート、86分間ほぼ黙っていた。コンビニで声が裏返るレベルの人見知りの私が、会話なしで過ごした初デート。でも帰り際に「また会いたい」と言われた。沈黙の向こう側に、何かが通じていた夜。
恋愛体験談
スワイプひとつで始まった出会いが、どんな物語になったのか。Pairs・Tinder・with・Omiai・Tappleで出会ったリアルな恋愛体験談。ドキドキしたあの夜、すれ違った理由、忘れられない別れ——誰かのリアルな体験が、あなたの恋愛を映す鏡になるかもしれない。
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withで出会った初デート、86分間ほぼ黙っていた。コンビニで声が裏返るレベルの人見知りの私が、会話なしで過ごした初デート。でも帰り際に「また会いたい」と言われた。沈黙の向こう側に、何かが通じていた夜。
代々木公園で撮った写真に「このレンズ何ですか」とコメントが来た。それだけのはずだった。5ヶ月間テキストで好きになって、会うのが怖くなった。InstagramのDMから始まった、SNS恋愛の距離感と現実の話。
YOASOBIの武道館2日目。スタンド席の右側にいた私と、同じ夜に同じ空気を吸っていた彼。マッチングアプリの最初のメッセージ「先月のライブに行ってました。武道館2日目」で手が止まった。1万人の中にいた偶然の話。
深夜のマッチングアプリで「好きな作家:村上春樹と角田光代」を見て、それだけでいいねを押した。「ノルウェイの森か国境の南か、どっちが好き?」から始まった2年間。好きな本が同じでも、埋められないものがあった。
12月24日の夜、「今日の予定は?」とLINEが来て「特になし」と返した。30分後にチャイムが鳴った。小さな花束を持って立っていた。マッチングアプリで出会った人が予告なしで来た夜、張り詰めていた何かがゆっくり崩れた。
「ぜひ教えてほしいです」と送ったのは完全にノリだった。でも彼女は金曜の夜、本当にエコバッグ二つ持って来た。キッチンで肩が触れたあの瞬間のことを書く。金曜日の夜、玄関のチャイムが鳴った瞬間、心臓が跳ねた。
タップルで出会ったユウキさんに、私は4回目のデート約束の翌日、フェードアウトした。別の人を選んだ。2年後の冬、下北沢の本屋で再会した。あの人は、まだ同じ本を読んでいた。私の返さなかった最後のLINEが戻ってきた夜。
初対面の相手に「一緒に山、行きませんか」と送った深夜2時の話。3月の高尾山、稲荷山コースの落ち葉の上で咄嗟に彼の腕を掴んだ。1秒だった。心臓が跳ねて、手のひらが熱くなった。あの感触がまだ残っている。
12月の新宿バルト9、「花束みたいな恋をした」を隣で観た。彼女は泣いていた。私だけ泣けなかった。泣けなかったことより、泣けると思っていた彼女の気持ちが中央線の帰り道まで追いかけてきた夜のこと。
よくある質問