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40代でアプリを始めた夜、後悔して知ったリアルな話

42歳の誕生日の夜、Omiaiのダウンロードボタンを押しながら指が止まった。「今さら」という言葉が頭をぐるぐると回っていた。「40代じゃ無理」と思っていた自分が、実際に使ってみて感じたこと——40代のマッチングアプリ体験から、リアルを書く。

27歳・女性の体験
·橘みあ·6分で読める

正直に言う。42歳でアプリを始めたのに、遅くなかった。


スマホの画面を見つめながら、指が止まった。「42歳・女性・東京」——登録フォームの数字を打ち込むとき、喉の奥に何かがつかえた。今さら、という言葉が頭の中でぐるぐると回っていた。


周りの独身の友人たちは、30代のうちに一度は試していた。「マッチングアプリって若い人向けでしょ」と笑って見ていた私が、気づけばダウンロードボタンを押している。


何がそうさせたのか。


特別なきっかけはない。ただ、40代に入って初めて「このまま何もしなければ、何も変わらない」という事実が、体感としてわかってきた。焦りというより、静かな確信。恵比寿のカフェで友人と話していて「ねえ、試してみたら?」と言われたとき、もう笑って流せなかった。



実際に始めてわかったこと


正直に言う。最初の1週間は、落ち込んだ。


プロフィールを設定してもなかなかマッチしない。「やっぱりそうか」と思った。でも、落ち込んだのは最初だけだった。


Omiaiのアプリを開いていると、40代のユーザーがざらにいることに気づく。「45歳・会社員・東京」「43歳・医療職・横浜」——同世代が、ちゃんとそこにいた。ゼクシィ縁結びも試したが、こちらは特に「真剣に探している」という雰囲気が最初からある。変なメッセージがほぼ来ない。年齢層が落ち着いているぶん、会話の出だしが穏やかで、それだけで少し緊張が解けた。


TinderやタップルはどちらかというとZ世代の匂いが強くて、私には合わなかった。Pairs は幅広かったが、年代フィルターを設定すると同世代に絞れる。アプリの選び方は年齢と目的によって全然変わる、と気づいたのは始めて3週間が経ってからのことだった。



40代のプロフィールで大事なこと


最初に書いたプロフィールは、今思えばひどいものだった。


「明るく話せる人が好きです」「趣味は読書と料理です」——どこにでもある言葉の羅列。30代のときに書いたであろう文章を、そのままコピーしたような内容。


マッチ数が伸びなくて、友人に見せると「なんか、若い子っぽい書き方じゃない?」と言われた。


「え、そう?」

「40代の魅力って、別のとこにあると思うんだけど」


その一言で気がついた。若く見せようとしていた。「元気です」「明るいです」と書いて、年齢をごまかそうとしていた。


書き直した。「仕事は落ち着いてきて、自分の時間を大切にできる生活になってきた」「喧嘩したあと、ちゃんと話し合いで解決できる関係を望んでいる」「一緒においしいものを食べて、帰り道に今日良かったねって言えるくらいの関係から始めたい」——等身大の言葉にした。


マッチの数が増えたかどうかより、マッチしたあとの会話が変わった。表面的なやりとりが減って、最初のメッセージから少し深い話になることが増えた。40代の「経験があること」「自分のペースが決まっていること」「大人の落ち着きがあること」は、それ自体が誰かにとっての魅力になる。若さで勝負しようとするほうが、かえって合う人と遠ざかる。



何を目的にするか、を先に決める


始める前に、一度だけ自分に聞いてみてほしい。


「結婚相手を探しているのか、それとも、ただ誰かと話したいのか」


どちらが正しいわけじゃない。でも、曖昧なまま始めると、ミスマッチが増えてしんどくなる。


私は最初、「楽しい時間を共有できる人」という言い方で逃げていた。婚活という言葉が怖かった。42歳で「結婚を考えています」と書くのが、何か恥ずかしい気がした。でも、それをちゃんとプロフィールに書いたとき、明らかに話が噛み合う相手が増えた。


目的を明確にするとアプリの選び方も変わる。真剣婚活ならOmiaiやゼクシィ縁結び、まずはカジュアルに出会いたいならPairs、という感じで入口が変わってくる。方向性がブレていると、どのアプリを使っても「しっくりこない」という感覚が続く。



実際に会った人たちのこと


5回ほど実際に会った。


全員が誠実だったわけじゃないけど、驚くほど「普通の人」が多かった。


中目黒のカフェで会ったAさん(44歳・IT系)は、最初の30分こそぎこちなかったけれど、仕事の話になったら止まらなかった。「マッチングアプリって緊張しますよね」と先に言ってくれて、その一言で場がほぐれた。


吉祥寺で会ったBさんは、お互いに「駆け引きはなしで」という話になって、2時間があっという間だった。20代のデートにあった「どう思われてるだろう」という消耗感が、ない。お互いに大人だから、気を遣い合いながらも正直に話せる。それがどれほど楽か、会ってみて初めてわかった。


うまくいかなかった人もいる。3回会って連絡が途絶えた人もいる。でも、引きずる時間が昔より短くなった。「縁がなかった」とすっきり思えるようになったのは、40代になったからかもしれない。



始めることを恐れないで、という話


「40代じゃ無理」と思っていた。


でも、そんなことはなかった。正確に言うと——「40代なりの出会い方」があった。若い頃と同じ戦い方をする必要はないし、同じことを求める必要もない。


23時にLINEが来て「今日も話せてよかった」と送られてきたとき、喉の奥のつかえがすっと消えた気がした。インストールボタンを押したあの夜から、3ヶ月が経っていた。


始めるのに、遅すぎる年齢なんてない。ただ、始めなければ、何も起きない。それだけのことだった。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:婚活体験談

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