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バツイチでアプリを試した夜、後悔した開示の決め方

34歳で離婚して再婚を目指してアプリを始めた。最初にぶつかったのは「バツイチをプロフィールに書くか」問題だった。3日間悩んで出した答えと、実際に開示のタイミングで失敗したこと——バツイチでマッチングアプリを使う上での正直な体験談。

34・女性の体験
·橘みあ·5分で読める

「バツイチです」をプロフィールに書くかどうか、3日間悩んだ。


ベッドに寝転んで天井を見ながら、スマホの画面を何度も暗くしたり明るくしたりした。34歳。結婚して3年。離婚が成立してから6ヶ月。「また一から始めるの?」という気持ちと、「でも始めないと何も変わらない」という気持ちが、交互に押し寄せてくる夜だった。


隠すことはできる。離婚歴なし、と書いておけば、少なくとも最初の関門は通り抜けられる。でも、隠して付き合いが始まったら? 3ヶ月後、半年後に打ち明けるとき、相手の顔に浮かぶあの感情——「なんで今まで言わなかったの」——を想像したら、喉の奥に何かがつかえた。それは経験したことのない感覚じゃなかった。



バツイチの開示タイミング、3パターン


友人に相談したら、「人によって全然違うよ」と言われた。確かにそうだ。調べれば調べるほど、正解は一つじゃないとわかってくる。ただ、大きく分けると3つの選択肢に絞られる。


一つ目は、プロフィールに最初から書くやり方。誠実な印象を与えられる半面、スクリーニングされるリスクがある。マッチング数が減る可能性は正直ある。ただ、婚活前提のアプリ——OmiaiやマリッシュやJpairなんかでは——むしろプラスに働くことが多い。「同じ立場の人を探している人」が集まる場所だから。


二つ目は、マッチング後、会う前にメッセージで伝えるやり方。「少し話しておきたいことがあって」と前置きして、「実は一度離婚をしていて」と書く。相手が受け入れられるかどうか確認した上でデートに進めるから、会いに行ってから気まずくなるリスクが減る。ただ、文字だけだと「重い告白」に見えることもある。


三つ目は、デートで直接話す方法。対面なら、表情も声のトーンも伝わる。「ちょっと話したいことがあって」と笑いながら言えば、重くなりすぎずに済むこともある。でもリスクもある。「なんでプロフィールに書いてなかったの?」と思われる可能性。3回目のデートで打ち明けたとき、相手の目が一瞬泳いだ、という話を友人から聞いた。「マジで? 今まで気づかなかった」って言われたって。



私がやった方法と、その結果


悩んだ末に、Omiaiのプロフィールにはっきり「離婚歴あり」と書いた。


書いた直後、少し震えた。「これで閲覧数が激減するかも」という予感があった。実際、最初の1週間は少ない気がした。「いいね」の数が伸びない時間は、正直しんどい。画面を開くたびに、自分の過去が値踏みされているような気分になる。


でも、マッチングした人との会話は、最初から違った。


あるメッセージに「プロフィール読んで、正直な人だなと思いました」とあった。別の人は「自分も離婚経験があって、同じ立場です」と打ち明けてくれた。そういうやりとりをするとき、どこかほっとした。「知った上でいいねしてくれた人」だと分かる安心感は、想像以上に大きかった。


最初から全部さらけ出しているから、変に気を遣わなくて済む。「そういえば実は…」と切り出すタイミングを探す必要がない。デートの会話がスムーズになった、というのは、体験してみて初めてわかったことだった。



再婚向けアプリの選び方


ちなみに、アプリ選びの段階で迷う人も多いと思う。


マリッシュは、バツイチ・シングルマザー・シングルファーザーの再婚支援に特化したアプリで、ユーザーの大半が同じ立場にある。「離婚歴あり」と書いてもまったく珍しくないし、プロフィールに専用の項目があるくらい。開示への心理的なハードルが一番低いのはここだと思う。


Omiaiも婚活真剣層が多い。「結婚を前提に」という意識のユーザーが集まっているから、過去に離婚歴がある人への理解も比較的ある。プロフィール欄に「子どもの有無」「結婚歴」を書く項目があって、最初から条件として設定できる。


一方でTinderやタップルは、ライト層やカジュアルな出会いを求めている人が多い。「再婚したい」という目的だと、温度感が合わない相手に会い続けることになりやすい。私も試しに入れてみたけど、2週間で使わなくなった。



言い方より、捉え方を変えること


「バツイチです」という言葉の響きは、どこか後ろめたさを帯びている。そう感じていたのは、自分自身が「欠点」として捉えていたからだと思う。


あるデートで、「離婚の話、聞いてもいいですか」と言われた。正直に話した。失敗だったこと、つらかったこと、でも学んだこと。話しながら、自分の声が思いのほか落ち着いていることに気づいた。


彼は「そういう経験がある人の方が、一緒にいて安心できる気がします」と言った。


え、そういう見方もあるのか。


過去を「欠点」として差し出すのと、「経験として持っている人間」として話すのとでは、受け取られ方がまるで違う。同じ事実でも、どちらの角度から話すかで印象は変わる。


開示のタイミングや方法に正解はないけれど、一つだけ確かなことがある。過去を隠すために払うコストは、正直でいるために払うコストより、長期的にずっと高くつく。


プロフィールに書いた「離婚歴あり」の4文字は、私の過去を値引きしなかった。それどころか、同じ目線で話せる人を最初から引き寄せてくれた。


過去は消えない。でも、解釈は自分で決めていい。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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