趣味の書き方を変えた夜、会話量が変わった。失敗した書き方との違い
プロフィールの趣味欄に「映画鑑賞、カフェ巡り、料理」と書いていた。マッチングしても会話が毎回同じ流れで終わっていた。友達に「趣味の書き方が雑」と言われて変えたら、返信の質が全然違った——具体的に変わったことを書く。
正直に言う。趣味欄を書き変えただけで、返信率が変わった。
何ヶ月もそのままだった。マッチングはするが、最初のやりとりがいつも同じ流れで終わった。「映画お好きなんですね、最近何か見ましたか」「はい、最近は邦画が多いです。○○さんは」という交換で、それ以上広がらない。
友達に「趣味の書き方が雑」と言われた。「映画鑑賞って誰でも書く。もっと具体的に書かないと、話しかける側が困る」。
言われたとき、「そうかな」と思った。でも自分のプロフィールをもう一度読んでみたら、確かにそうだった。「映画鑑賞」という3文字から、私のことが何もわからない。どんな映画が好きで、どこで見て、見た後に何を考えるのか。何もない。
「映画鑑賞」と「邦画の構成が好きで是枝監督の省略に惹かれる」は全然違う
書き直したプロフィールに入れたのは、「映画は邦画が多くて、最近は『怪物』の脚本の話をずっとしたくて困ってます」という一文だった。
変えた翌日から、最初のメッセージの質が変わった。「『怪物』見ました!あのラスト、どう解釈しましたか」という返しが来た。その一言から、30分のやりとりになった。
「映画鑑賞」は情報だ。「邦画の構成が好きで特にこの監督が」はエピソードへの入口だ。エピソードには「同じ感覚を持っているか確かめたい」という気持ちを呼び起こす力がある。
「怪物、見ましたか」という話題でマッチングした相手と、恵比寿で初デートをした。2時間、映画の話をした。映画の話だけだったのに、最後に「こんなに映画の話をしたのは久しぶりです」と言ってもらえた。「映画鑑賞」とだけ書いてあったら、来なかったかもしれない出会いだった。
趣味をプロフィールに書くときの3つのポイント
「なぜ好きか」を1行入れること。「カフェ巡りが好き」→「カフェ巡りが好きで、新しい街に行くと必ずカフェに入るくせがあります」。「カフェが好き」という情報より、「新しい街に行くとカフェに入る」という行動の方が、その人らしさが見える。「何か知りたい」という気持ちを引き出す。
「最近ハマっていること」形式にすること。趣味の羅列より、「最近は○○にはまっています」という現在進行形の書き方の方が、会話の入口になりやすい。過去の趣味より「今の自分」を見せる。「最近はまっている」ものを聞かれたら、熱量を持って話せる。熱量は伝わる。
「共感か反論を選べる余白」を作ること。「映画は邦画派で、洋画はあまり見ません。洋画好きな人とその話をしてみたい」という書き方は、洋画好きな人に「私は洋画好きですよ」という返しの動機を与える。同意だけでなく反論も呼び込む書き方が、会話を生みやすい。
変えた後の変化
プロフィールの趣味欄を全部書き直してから、最初のメッセージに「プロフィールに書いてあったことを話題にした内容」が来る率が上がった。
「ちゃんと読んでくれている人」が来るようになった、という感覚。それは「自分のプロフィールがちゃんと読む価値のある内容になった」ということだと気づいた。
「映画鑑賞」と書いていたとき来ていた人と、「怪物の脚本についてずっと話したくて困ってます」と書いたあとに来た人は、明らかに違った。どちらが合う、合わないの話じゃない。「自分が話したいことを書いた」ら、「そこに反応する人」が来た。それだけの話だった。
趣味の書き方が変わると、来る人が変わる。
書き直したプロフィールと、その後の変化
友達のアドバイスを受けて、趣味欄をこう変えた。
Before: 映画鑑賞、カフェ巡り、料理
After: 休みの日はNetflixで韓国ドラマを見ながらダラダラ過ごすか、散歩がてら近所のカフェを開拓してます。最近は清澄白河のブルーボトル周辺をうろうろするのが好き。料理は週末だけ。パスタと餃子だけ異常に上手くなりました。
変えた翌週、いいねが1.5倍になった。でもそれより大きかったのは、最初のメッセージの質が変わったこと。
以前は「映画好きなんですね、最近何を見ましたか」だった。書き直し後は「清澄白河のブルーボトル行ったことあります!あの辺いいですよね」「餃子作れるのすごい、皮から?」——こういう具体的な返しが来るようになった。
趣味プロフィールの書き方、3つのルール
1. 「名詞」じゃなくて「動詞」で書く
「映画鑑賞」→「金曜の夜にNetflixで映画を1本見るのが週末の始まり」。名詞は情報。動詞は生活の断片。生活が見えると、相手は話しかけやすい。
2. 固有名詞を1つ入れる
「カフェ巡り」→「表参道のRoasted Coffee Laboratoryが最近のお気に入り」。固有名詞があると「私も行ったことある!」で盛り上がれる。
3. 「完璧じゃない自分」を入れる
「パスタと餃子だけ異常に上手くなりました」——得意と苦手のギャップは人間味になる。「料理が得意です」だと完璧すぎて近寄りがたい。
趣味欄は自己紹介じゃなくて、相手が話しかけるための入口。入口が広いほど、会話が始まりやすい。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。