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内向的な私がマッチングアプリで迷った夜。出会いを掴むためにしたこと

最初のデートの翌日、私はほぼ丸一日廃人だった。10時間寝ても疲れが抜けなかった。人に会うことが苦手で、初対面が緊張する——内向的な人間がマッチングアプリで出会いを掴み続けるためにした工夫と心構えの話。

27歳・女性の体験
·橘みあ·5分で読める

正直に言う。デートの翌日ほぼ廃人になったけど、また会いたかった。


10時間近く寝て、起きてもぼーっとして、夕方までうちにいた。疲れていた。緊張がそのまま消耗になって残っていた。その人のことが嫌いだったわけじゃない。むしろ良い人だと思った。でも体が限界だった。


人に会うのが、得意じゃない。初対面の人と話すのが緊張する。大人数が苦手。沈黙が怖い。「何か言わないと」と思って焦る。焦ると言葉が出なくなる。言葉が出ないと余計に焦る。そういうループに入ることがある。デートの後は必ず丸一日、回復に使う羽目になる。


そういうタイプが、2年間マッチングアプリを使い続けた記録を書く。


テキストの強みを最大限使った


内向的な人間にとって、マッチングアプリのテキストフェーズは有利だ。面と向かって話すより、文章の方が本音を言いやすい。時間をかけて考えられる。送る前に何度も読み返せる。


Pairsでもwithでも、やりとりの段階では「本当の言葉」を送れた。「面白いと思っているけど言葉が出てこなかった」ことも、テキストなら言えた。プロフィールも1週間かけて書いた。自分がどんな人間か、何が好きか、何が苦手か——苦手なことも書いた。「人見知りで最初は緊張します」と書いた。


これが意外と良かった。同じようなことを書いている人が少なかったのか、「私もです」と言ってくれる人が複数いた。共通点になった。内向的な自分を隠すより、オープンにした方が、同じタイプの人と出会いやすかった。


会う前の準備で変えたこと


以前は「準備しすぎると不自然になる」と思っていた。でも内向的な人間に「準備しない」はしんどかった。準備なしで会って消耗して、2日廃人になって、「もうデートはしばらくいい」という気分になったことが何度もある。


話す内容を少しだけ用意した。カンペじゃなく「この話題になったら、こんなことを話そう」という逃げ場として。相手のプロフィールを読み直して、「これ聞いてみよう」というポイントを2〜3個メモした。


会う前夜は早めに寝た。睡眠不足のときは、緊張が増す。それだけはわかっていたから、9時間は寝るようにした。当日の朝、好きな音楽を聴いた。back numberのアルバムを流しながら支度すると、なんとなく落ち着いた。


会う場所にこだわった


最初は「行きたいお店を選ぼう」という気持ちで選んでいた。でも内向的な人間にとって、場所の選択は緊張コントロールに直結する。


静かなカフェを選んだ。BGMがうるさい場所は会話が聞こえにくくて、余計に神経を使う。席が近すぎる店は周囲が気になる。隣の会話が漏れ聞こえる店は落ち着かない。下北沢や吉祥寺の、路地裏にある小さなカフェが一番合っていた。


カウンター席は正面で向き合わないから、初対面には向いていた。視線がずらせる。沈黙が来ても「あの棚の本、知ってます?」と言えるきっかけが転がっている。


「緊張している」と正直に言った。3人目くらいから、最初に言うようにした。「実は人と会うのが少し苦手で、緊張しています」と。最初は勇気がいった。「引かれるかも」と思っていた。でも言ってみると「私もです」と言ってくれる人が何人もいた。緊張をオープンにすることで、相手も緊張を解きやすくなった気がした。「あなたも?じゃあ今日はゆるくやりましょう」という空気になって、逆に話しやすくなった。


2年間での気づき


外向的な人が得意とするやり方をコピーしようとしていた時期があった。「とにかく会う回数を増やせ」「話し続けろ」「積極的に」——そういうアドバイスを真に受けて、無理した。消耗した。続かなかった。


自分に合ったペースで、自分に合った場所で、自分に合ったやり方でやることが、結局一番続いた。1ヶ月に2〜3人と会うくらいのペースが、私には合っていた。それ以上やると疲れて、全部のやりとりが雑になった。


今、付き合っている人もテキストのやりとりが長い人だった。最初のメッセージから2ヶ月、会う前にたくさん話した。会ったとき「すでに友達みたい」という感覚があった。それが一番自然だった。


内向的なことは、欠点じゃない。ただ、使い方が違う。


内向的な自分を受け入れてくれた人


代官山のカフェで3回目のデート。彼女が「無理に喋らなくていいよ」と言ってくれた。その一言で、喉の奥のつかえが消えた。心臓がじんわり温かくなった。内向的であることを欠点だと思っていた。でも彼女は「落ち着いてて安心する」と言った。恵比寿の夜道を並んで歩きながら、沈黙のまま5分。その5分が、100回の会話より心地よかった。自分を変えなくても、受け入れてくれる人はいる。新宿の帰り道、初めて自分を好きだと思えた。


内向的なのは弱点じゃない。深く関われる長所だ。恵比寿のカフェで彼女が「静かな人って安心する」と言った。その一言で救われた。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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