LINEブロックされた5回の私が辿り着いた、唯一の正解
Tapple、Pairs、with、Omiai——4つのアプリで5回ブロックされた。毎回、胸の奥がえぐられるような痛みがあった。でも5回目でようやく気づいた。ブロックは「答え」じゃなくて「問い」だった。
1回目のブロックは、Tappleだった。
失敗から見えたこと
3回デートして、手も繋いで、来週も会う約束をしたのに、月曜の朝にはトークルームが消えていた。「え?」と声に出した。通勤の満員電車の中で。何が起きたか理解するのに10秒くらいかかった。
スマホを握る手に力が入って、画面が白くぼやけた。仕事中にトイレで確認して、やっぱりブロックされていることを認めて、便座に座ったまま3分くらい動けなかった。個室の壁のタイルを数えてた。27枚。意味のないことを数えていないと、頭がおかしくなりそうだった。
原因は、たぶんわかっていた。3回目のデートで下北沢の居酒屋に行った時、「前の彼女とどうやって別れたの?」って聞いた。彼の箸が一瞬止まって、表情が固まった。それでも踏み込んでしまった。「浮気?」って。冗談っぽく言ったつもりだった。笑いながら言った。でも、あれは踏み込みすぎだった。彼は「いや、そういうんじゃない」と言ったきり、残りの時間ずっと目を合わせなかった。
——ここから、私のブロック歴が始まる。
2回目はPairsで、2週間やりとりした人。IT企業勤務の31歳。犬の写真をプロフィールに載せてて、「柴犬派ですか?」ってメッセージを送ったら盛り上がった。LINEに移行して3日後にブロック。たぶん、メッセージの頻度が合わなかった。私は即レスタイプで、彼は1日1通タイプだった。返事が来ないのが不安で、「今日どうだった?」「お仕事忙しいかな」「柴犬の写真また見たい笑」と連投した。3通目を送った時点で気づいた。「重い」って思われたんだ。胃のあたりがじわっと冷たくなった。
3回目はwithで、初デートの後。渋谷のスターバックスリザーブで2時間話して、コーヒーのテイスティングノートまで一緒に書いた。すごく楽しかった。少なくとも、私は。帰りの東横線で「楽しかったです、また会いたいです!」って送ったら、既読のまま。翌日ブロック。何がダメだったのか、今でもわからない。
この時は泣いた。最寄り駅のホームで、イヤホンから流れるback numberの「クリスマスソング」が追い打ちをかけてきて、マスクの中がぐちゃぐちゃになった。12月の冷気が目に沁みた。いや、沁みたのは冷気じゃなくて涙だ。
変えたこと・試したこと
4回目はOmiaiで、これが一番きつかった。1ヶ月やりとりして、デートも3回。恵比寿でパスタ、中目黒で映画、代官山で散歩。手料理を振る舞ったこともある。豚の角煮を6時間煮込んだ。「そろそろ付き合う話、したいね」って彼が言ったのに、その週末にブロック。何が起きたか全くわからなくて、共通の知人もいなくて、答えは永遠に出なかった。
みぞおちに石が詰まったような感覚が2週間続いた。食欲が消えて、3キロ痩せた。コンビニの棚を見ても何も食べたいと思わなくて、ウィダーインゼリーだけで過ごした日もあった。
そして5回目。Pairsで出会ったケンさん。28歳、デザイナー。メッセージのやりとりは1週間。初デートは中目黒のワインバー。カウンター席で隣に座って、ナチュラルワインの話で盛り上がった。「次はオレンジワインの美味しい店に行きましょう」って約束した。でも2回目のデートの前日、ブロックされた。
——でも、この5回目は違った。
泣かなかった。胃も痛くならなかった。代わりに、ノートを開いた。
5回のブロックを全部書き出して、それぞれの状況を振り返った。日付、やりとりの期間、デートの回数、最後のメッセージの内容、ブロックまでの時間。そこで見えたパターンがある。
【私が繰り返していたこと】
・相手のペースより自分のペースを優先していた
・「この人を逃したくない」という焦りが、メッセージの量と頻度に出ていた
・相手の反応を確認しないまま、心理的な距離を詰めていた
・デート中に踏み込みすぎた質問をしていた
ブロックする側にも事情がある。それは「この人とは合わない」という判断であって、人格否定じゃない。他に気になる人ができたのかもしれない。仕事が忙しくなったのかもしれない。元カノとよりを戻したのかもしれない。理由は100通りある。でも、ブロックされた瞬間は、自分の全部を否定された気持ちになる。
今だから言えること
5回の経験から、私なりにたどり着いた対処法がある。
まず、ブロックされた直後にやるべきこと。スマホを閉じる。物理的に閉じる。裏返しにしてテーブルに置く。そして、10分だけ何もしない。「なぜブロックされたか」を考え始めると、答えの出ない迷路に入る。最初の10分は、ただ呼吸する。鼻から吸って、口から吐く。馬鹿みたいだけど、これがパニックを防ぐ。
次に、24時間以内にやるべきこと。信頼できる友達に話す。一人で抱えると「自分が悪かった」の思考ループにハマる。三軒茶屋の居酒屋で親友のマイに全部話した時、「いや、3回目のデートで元カノの話聞くのは普通じゃない?」って言ってもらえた。客観的な視点がほしい時、自分の頭の中にその視点はない。
そして、1週間後にやるべきこと。ノートに書き出す。何を話したか、どんなタイミングでメッセージを送ったか、相手の反応はどうだったか。パターンが見えてくる。私の場合は「焦り」だった。5回とも、「この人を逃したくない」が先走って、相手のリズムを無視していた。
やってはいけないことも3つある。別アカウントで連絡する。共通の知人に探りを入れる。SNSをストーキングする。どれも、やっても傷が深くなるだけ。過去の私は2回目のブロック後に別アカウントを作りかけた。ログイン画面まで行って、新しいメアドを入力する手前で、やめた。あの時やめた自分を褒めたい。
5回ブロックされて、わかったことがある。
ブロックは、相手が出した「私にはこの関係は合いません」というサイン。返事のない手紙みたいなもの。それを受け取って、自分のやり方を見直す機会にするか、相手を恨んで終わりにするか。同じ「ブロックされた」でも、その後の過ごし方で意味が変わる。
今、6人目の人とやりとりしている。今度は焦らない。既読がつかなくても連投しない。相手のリズムを観察して、合わせる。返信に6時間かかる人なら、こちらも6時間後に返す。それだけで、会話の空気が全然違う。
ブロックは終わりじゃない。次の恋の、予習ノート。
よくある質問
マッチングアプリでLINEブロックされた時はどうすればいいですか?↓
LINEブロックされる原因として多いものは何ですか?↓
ブロックされた後に別アカウントで連絡するのはありですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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