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LINEブロックされた5回の私が辿り着いた、唯一の正解

Tapple、Pairs、with、Omiai——4つのアプリで5回ブロックされた。毎回、胸の奥がえぐられるような痛みがあった。でも5回目でようやく気づいた。ブロックは「答え」じゃなくて「問い」だった。

26歳・女性の体験
·橘みあ·8分で読める

1回目のブロックは、Tappleだった。



失敗から見えたこと



3回デートして、手も繋いで、来週も会う約束をしたのに、月曜の朝にはトークルームが消えていた。「え?」と声に出した。通勤の満員電車の中で。何が起きたか理解するのに10秒くらいかかった。


スマホを握る手に力が入って、画面が白くぼやけた。仕事中にトイレで確認して、やっぱりブロックされていることを認めて、便座に座ったまま3分くらい動けなかった。個室の壁のタイルを数えてた。27枚。意味のないことを数えていないと、頭がおかしくなりそうだった。


原因は、たぶんわかっていた。3回目のデートで下北沢の居酒屋に行った時、「前の彼女とどうやって別れたの?」って聞いた。彼の箸が一瞬止まって、表情が固まった。それでも踏み込んでしまった。「浮気?」って。冗談っぽく言ったつもりだった。笑いながら言った。でも、あれは踏み込みすぎだった。彼は「いや、そういうんじゃない」と言ったきり、残りの時間ずっと目を合わせなかった。


——ここから、私のブロック歴が始まる。


2回目はPairsで、2週間やりとりした人。IT企業勤務の31歳。犬の写真をプロフィールに載せてて、「柴犬派ですか?」ってメッセージを送ったら盛り上がった。LINEに移行して3日後にブロック。たぶん、メッセージの頻度が合わなかった。私は即レスタイプで、彼は1日1通タイプだった。返事が来ないのが不安で、「今日どうだった?」「お仕事忙しいかな」「柴犬の写真また見たい笑」と連投した。3通目を送った時点で気づいた。「重い」って思われたんだ。胃のあたりがじわっと冷たくなった。


3回目はwithで、初デートの後。渋谷のスターバックスリザーブで2時間話して、コーヒーのテイスティングノートまで一緒に書いた。すごく楽しかった。少なくとも、私は。帰りの東横線で「楽しかったです、また会いたいです!」って送ったら、既読のまま。翌日ブロック。何がダメだったのか、今でもわからない。


この時は泣いた。最寄り駅のホームで、イヤホンから流れるback numberの「クリスマスソング」が追い打ちをかけてきて、マスクの中がぐちゃぐちゃになった。12月の冷気が目に沁みた。いや、沁みたのは冷気じゃなくて涙だ。



変えたこと・試したこと



4回目はOmiaiで、これが一番きつかった。1ヶ月やりとりして、デートも3回。恵比寿でパスタ、中目黒で映画、代官山で散歩。手料理を振る舞ったこともある。豚の角煮を6時間煮込んだ。「そろそろ付き合う話、したいね」って彼が言ったのに、その週末にブロック。何が起きたか全くわからなくて、共通の知人もいなくて、答えは永遠に出なかった。


みぞおちに石が詰まったような感覚が2週間続いた。食欲が消えて、3キロ痩せた。コンビニの棚を見ても何も食べたいと思わなくて、ウィダーインゼリーだけで過ごした日もあった。


そして5回目。Pairsで出会ったケンさん。28歳、デザイナー。メッセージのやりとりは1週間。初デートは中目黒のワインバー。カウンター席で隣に座って、ナチュラルワインの話で盛り上がった。「次はオレンジワインの美味しい店に行きましょう」って約束した。でも2回目のデートの前日、ブロックされた。


——でも、この5回目は違った。


泣かなかった。胃も痛くならなかった。代わりに、ノートを開いた。


5回のブロックを全部書き出して、それぞれの状況を振り返った。日付、やりとりの期間、デートの回数、最後のメッセージの内容、ブロックまでの時間。そこで見えたパターンがある。


【私が繰り返していたこと】

・相手のペースより自分のペースを優先していた

・「この人を逃したくない」という焦りが、メッセージの量と頻度に出ていた

・相手の反応を確認しないまま、心理的な距離を詰めていた

・デート中に踏み込みすぎた質問をしていた


ブロックする側にも事情がある。それは「この人とは合わない」という判断であって、人格否定じゃない。他に気になる人ができたのかもしれない。仕事が忙しくなったのかもしれない。元カノとよりを戻したのかもしれない。理由は100通りある。でも、ブロックされた瞬間は、自分の全部を否定された気持ちになる。



今だから言えること



5回の経験から、私なりにたどり着いた対処法がある。


まず、ブロックされた直後にやるべきこと。スマホを閉じる。物理的に閉じる。裏返しにしてテーブルに置く。そして、10分だけ何もしない。「なぜブロックされたか」を考え始めると、答えの出ない迷路に入る。最初の10分は、ただ呼吸する。鼻から吸って、口から吐く。馬鹿みたいだけど、これがパニックを防ぐ。


次に、24時間以内にやるべきこと。信頼できる友達に話す。一人で抱えると「自分が悪かった」の思考ループにハマる。三軒茶屋の居酒屋で親友のマイに全部話した時、「いや、3回目のデートで元カノの話聞くのは普通じゃない?」って言ってもらえた。客観的な視点がほしい時、自分の頭の中にその視点はない。


そして、1週間後にやるべきこと。ノートに書き出す。何を話したか、どんなタイミングでメッセージを送ったか、相手の反応はどうだったか。パターンが見えてくる。私の場合は「焦り」だった。5回とも、「この人を逃したくない」が先走って、相手のリズムを無視していた。


やってはいけないことも3つある。別アカウントで連絡する。共通の知人に探りを入れる。SNSをストーキングする。どれも、やっても傷が深くなるだけ。過去の私は2回目のブロック後に別アカウントを作りかけた。ログイン画面まで行って、新しいメアドを入力する手前で、やめた。あの時やめた自分を褒めたい。


5回ブロックされて、わかったことがある。


ブロックは、相手が出した「私にはこの関係は合いません」というサイン。返事のない手紙みたいなもの。それを受け取って、自分のやり方を見直す機会にするか、相手を恨んで終わりにするか。同じ「ブロックされた」でも、その後の過ごし方で意味が変わる。


今、6人目の人とやりとりしている。今度は焦らない。既読がつかなくても連投しない。相手のリズムを観察して、合わせる。返信に6時間かかる人なら、こちらも6時間後に返す。それだけで、会話の空気が全然違う。


ブロックは終わりじゃない。次の恋の、予習ノート。

よくある質問

マッチングアプリでLINEブロックされた時はどうすればいいですか?
筆者は5回の経験から3段階の対処法を提案しています。直後はスマホを裏返して10分間何もしない。24時間以内に信頼できる友達に話す。1週間後にノートにやりとりを書き出してパターンを分析する。別アカウントでの連絡やSNSストーキングは絶対にNGです。
LINEブロックされる原因として多いものは何ですか?
この体験談では、相手のペースより自分のペースを優先すること、焦りが言動に出ること、相手の反応を確認せず距離を詰めることの3つが繰り返し原因になっていました。メッセージの連投や踏み込みすぎた質問が具体的なきっかけとして挙げられています。
ブロックされた後に別アカウントで連絡するのはありですか?
筆者も一度作りかけたが踏みとどまったと書いています。別アカウントでの連絡は相手にとって恐怖でしかなく、自分の傷もさらに深くなるだけです。ブロックは「この関係は合わない」という相手の意思表示であり、その判断を尊重することが次の恋につながります。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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