遠距離になる可能性がある相手とマッチングすべきか。現実的な判断基準
東京在住の私のPairsに、大阪、福岡、北海道から何度もいいねが来た。最初は全部スルーしていた。でも一度だけ受けた福岡の人との2ヶ月で、遠距離マッチングの何が難しくて何が価値があるかを学んだ。現実的な判断基準。
正直に言う。遠方の人にいいねされたのに、続けてみた。
最初は全部スルーしていた。「遠距離になるから意味がない」という判断で、考える前にはじいていた。
でも一度だけ、気になる文章を書いていた福岡の人のいいねを受けた。2ヶ月だけテキストでやりとりした。会わないまま終わった。でもその2ヶ月で「遠距離からのマッチングで何が難しいか」を具体的に学んだ。
遠距離恋愛の現実コスト
月1回会う場合、新幹線代・交通費が毎月1〜3万円かかる。東京〜福岡なら往復で4〜5万円。年間50〜60万円。それを両方が交互に払うとして、でも体力的にも精神的にも「月に1回の往来」は決して軽くない。
時間も半日〜1日潰れる。金曜の夜に飛行機に乗って、日曜の夜に帰る、みたいな週末の使い方が続く。
精神的な距離感もある。「今日こんなことがあって」という日常の出来事を、テキストで伝えることの限界がある。声のトーン、表情、タイミング。リアルタイムで共有できないことの蓄積は、想像以上に大きい。
その福岡の人とのやりとりが終わった後、何が難しかったかを振り返ってみた。話題はあった。お互いの仕事の話、好きな映画、週末の過ごし方。文章のやりとりは弾んでいた。でも「会えない」という事実が、じわじわと会話の温度を下げていった。「今週末会えたら」という仮定の話ばかりで、実現しない。それが積み重なると、やりとり自体が虚しくなってくる。3回目の「そのうち会いましょう」でお互い察した気がした。
それでも遠距離から始まる関係がある理由
距離があっても関係が続くカップルを見てきた。共通点は「テキストの密度が高い」ことだ。LINEの文章が長い、深い話をしている、お互いの日常を細かく共有している。会えない分、言語化する力が鍛えられる。
あと単純に、「この人じゃないとダメだ」という確信の強さ。距離という障壁を乗り越えようとする意志は、感情の強さに比例する。3ヶ月会えなくても連絡が途切れないのは、そういうことだと思う。
Pairsで遠距離の相手とマッチするとき、最初のメッセージから「この人と実際に会いたいか」を想像してみる。想像できなければ、どれだけ文章が合っても難しい。
遠距離でもうまくいくケースとは
うまくいっている遠距離カップルを何組か見てきて、共通点がある。
「いずれ一緒の場所に住む」という前提が、最初から話し合われている。どちらかが転勤の可能性があって、時間軸が共有されている。または、どちらかが今の場所に縛られていない状態にある。
つまり、距離が「今の問題」であって「永遠の問題」ではないと、二人が認識している。
逆に「お互いそれぞれの場所で生きていく」という前提のまま進むと、関係が深まるほど「で、どうなるの?」という問いが重くなっていく。半年後、1年後のビジョンがないまま会い続けるのは、消耗する。
私が知っている中で一番うまくいっているカップルは、付き合い始めた時点で「2年後にどちらかが引っ越す」と決めていた。それが彼女の方だった。東京に来るために転職活動をして、1年半後に実際に引っ越してきた。「覚悟が先」だったから続いた、と彼女は言っていた。
判断する前に聞くべきこと
遠方の人からいいねが来たとき、判断する前に一つだけ聞いてみることがある。「将来的に引越しの可能性はありますか?」。
これを聞いて「ないです」と言われたら、話し合いが必要。「あるかもしれない」なら、話す余地がある。「実は東京に移りたいと思っている」なら、遠距離は今だけの問題。
自分がその人のいる都市に将来移れる可能性はあるか、相手が自分のいる場所に来る可能性はあるか、月1〜2回会うことをどちらも無理なく続けられるか。1つも「YES」が出ない場合は、最初から難しい。
聞くのが怖いと思う気持ちはわかる。でも聞かないまま2ヶ月やりとりして、喉の奥に「ここでいいのか」という感覚がずっとあるのも消耗する。早めに聞いた方が、お互いのためになる。
「覚悟がないまま始めると消耗する」。最初から「どうなるかわからないけど、とりあえずやりとりしてみよう」という感覚で始めると、どこかで「これ意味あるのか」という虚無感が来る。
でも「将来を話し合える関係で、お互いに覚悟を決めて動ける状態」なら、距離は乗り越えられる問題でもある。
あの福岡の人との2ヶ月を今でも時々思い出す。文章が合う人だった。でも「会おう」という言葉が出ないまま終わった。私も誘わなかった。距離を言い訳にして、踏み出すのを避けていた。どちらかが「じゃあ会いに行く」と言えば、何か変わっていたかもしれない。
距離より先に、「向き合いたい相手か」を考える方がずっと大事だった。距離はコストだけど、相手の問題じゃない。
「動く」意志の方が「好き」より強いのに、気づくのが遅かった。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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