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Tinderで男がマッチングを変えた夜。5%から22%への後悔と攻略

Tinderは男性に厳しいアプリだと聞いていた。確かにそうだった。最初の1ヶ月のマッチ率は4〜5%。でも写真とバイオと行動量を同時に変えた翌週、22%になった話。

26・男性の体験
·橘みあ·4分で読める

正直に言う。マッチ率5%から22%になったのに、最初は全部違った。


Tinderは男性に厳しいアプリだと最初から聞いていた。女性のほうが圧倒的にマッチング数が多い設計で、男性はスワイプしても「ミスマッチ」が続く。最初の1ヶ月のマッチ率は4〜5%だった。100人スワイプして4〜5人。


iPhoneの通知が来るたびに期待して、開くとマッチングアプリの広告。胸がしぼんだ。その落差が地味にきつかった。


「もう向いてないのかも」と思い始めたとき、池袋のサイゼリヤで友達の翔太にプロフィールを見せた。


「写真と、バイオと、スワイプ数。全部足りてない」


ミラノ風ドリアを食べながら、全部ダメだと言い切られた。フォークを持つ手が止まった。


写真の問題——居酒屋の自撮りは0.5秒で消える


当時のメイン写真は、居酒屋で友達に撮ってもらったもの。笑顔は自然だったけど、背景に赤ちょうちんが映り込んでいた。「お酒飲む人」という印象がついてしまう。しかも暗い。顔が赤い。


Tinderの写真は、女性が右にスワイプするかどうかが0.5秒で決まる。暗い居酒屋写真は、その0.5秒で左に弾かれる。


撮り直したのは代々木公園だった。日曜の午後、自然光の下で友達に撮ってもらった。スタバのカップを持って、木漏れ日の方向を向いている写真が1枚目。清潔感と「普通の人」を見せるだけで、第一印象が変わった。


2枚目は全身。3枚目は下北沢の古本屋で棚を見ている後ろ姿。4枚目は友達との集合写真。5枚目は福岡旅行の写真。6枚目は別アングルの顔写真。6枚全部使った。1〜2枚では顔しかわからない。6枚あると「どんな人か」が伝わる。


バイオの問題——「映画と本が好きです」は誰も読まない


以前のバイオは「映画と本が好きです。よろしくお願いします」だった。空欄より悪い。空欄なら「バイオなしの人」だけど、この文章は「自分を見せる気がない人」に見える。


書き直した。


「下北沢の中古レコード屋を月1で回る人。好きなアーティストはFrank Oceanと坂本慎太郎。カフェは浅煎り専門で、恵比寿のLIGHT UP COFFEEが一番好き」


固有名詞と具体的な情報。「この人と話したら何を話せるか」が見える。相手がメッセージを送りやすくなる。


バイオの1行目も変えた。Tinderの画面では最初の1行しか見えないことが多い。「よろしくお願いします」で始まると、続きを読まれない。「週1回ひとりで映画館に行く人の話、聞きますか?」に変えた。疑問形。続きが気になる形。


スワイプ数を増やした——母数の問題


Tinder無料は1日100スワイプ制限。Tinderプラス(月1,800円)でスワイプ無制限になる。


課金した。月1,800円。ランチ3回分。それで出会いの母数が変わるなら安い、と自分に言い聞かせた。


1日100の制限がなくなると、30分で終わっていたスワイプが1時間以上続けられる。母数が増えるとマッチング数が比例して増える。単純な算数だ。


3つを同時に変えた翌週


写真、バイオ、スワイプ数。3つを同時に変えた。


翌週、マッチ率が22%になった。100人スワイプして22人とマッチング。


iPhoneの通知が光ったとき、手が震えた。「え、マジで」と声が出た。渋谷の自宅で、ベッドに座ったまま、マッチング一覧をスクロールした。


でもそれ以上に変わったのは、メッセージの温度だった。「映画の話、聞かせてください」「浅煎りのコーヒー、どこで飲んでるんですか」という具体的な出だしが届くようになった。以前は「はじめまして!」から始まるメッセージばかりだったのに、今は相手が俺のバイオを読んでから書いてくれている。


写真とバイオを変えただけで、会話の始まり方が変わった。その違いは小さいようで、全然違う。


翔太にLINEで「マッチ率22%超えた」と送ったら、「サイゼのドリアより安い投資だったな」と返ってきた。笑った。悔しいけど、あのサイゼリヤの夜がなかったら、今もマッチ率5%のまま画面を眺めていたと思う。


Tinderは最初から報われないアプリじゃない。入口の設計を変えると、出会いの景色が変わる。


変わった3つのうち、一番効いたこと


一番効いたのはプロフィール写真の変更だった。恵比寿の公園で友人に撮ってもらった自然光の写真をトップに置いた瞬間、マッチ率が変わった。手のひらが汗ばみながらプロフィールを更新して、翌朝起きたら通知が3件。心臓がドクンと跳ねた。新宿のカフェでスマホを握りしめて、思わず声が出そうになった。Tinderは第一印象が全て。その第一印象を「暗い自撮り」で損していた半年間が、馬鹿馬鹿しくなった。一枚の写真で世界が変わる。


一枚の写真が全てを変えた。恵比寿で撮った自然光の写真。暗い自撮りの半年間がもったいなかった。でもその半年があったから、変化の価値がわかる。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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