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Omiaiのプレミアム会員と会った話。「課金している男性」は何が違ったか

Omiaiのプレミアム会員バッジ付きの男性4人と実際に会った30歳女性の体験談。課金=真剣さの証明になるのか?答えは意外なところにあった。「この人、プレミアム会員だ」

30・女性の体験
·橘みあ·5分で読める

「この人、プレミアム会員だ」


Omiaiのプロフィールに光る金色のバッジを見て、心臓がほんの少し跳ねた。月に数千円を課金してまで婚活している男性。それって、真剣ってことでしょう?


30歳、メーカー勤務。Omiaiを始めて2ヶ月目の私は、そんな単純な仮説を信じていた。


プレミアム会員1人目——表参道のビストロで


最初に会ったのは、34歳の商社勤務。表参道の裏通りにあるビストロで、赤ワインを飲みながら話した。


「Omiaiって課金してると本気度が伝わるかなと思って」


彼はそう言って笑った。グラスを持つ手が少し大きくて、爪が綺麗に整えられていた。清潔感のある人だな、と思った。


3回目のデートで「一緒になりたいと思ってます」と言われた。声が少し震えていて、テーブルの下で自分の手を握りしめているのが見えた。


結局うまくいかなかった。でも、関係の終わらせ方まで誠実だった人だ。「ごめんなさい」のLINEに、胸の奥がきゅっと締まった。


2人目——恵比寿、土曜の夜


恵比寿のスペイン料理店。生ハムをつまみながら、彼は言った。


「今、3人くらいと並行してて」


……え。


口の中のワインの味が、急にわからなくなった。プレミアム会員だから一途、なんて勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしかった。課金は「真剣さ」の証明じゃない。「効率よく複数と会いたい」のサインかもしれない。


「あ、そうなんですね」


と返した自分の声が、自分のものじゃないみたいに平坦だった。


3人目——中目黒、桜がまだ咲いていない頃


中目黒の目黒川沿いのカフェ。まだ桜は咲いていなくて、枝だけの並木が窓の向こうに見えた。


36歳、Omiaiを3年以上使っているという彼は、スタバのラテを持ちながら、ため息のような声で話した。


「正直、疲れました。でもやめるわけにもいかなくて」


その横顔を見て、喉の奥に何かが詰まった気がした。課金を続けているのは真剣さじゃなくて、やめられない執念みたいなものだった。3年分の焦りが、彼の目の下のクマに滲んでいるようで。


「わかります」と返したけど、本当にはわかっていなかった。


4人目——代官山の午後


代官山の雑貨屋の2階にあるカフェ。窓からツタの絡まる壁が見えて、午後の光がやわらかかった。


32歳、プレミアム会員になってまだ1ヶ月目だという彼。チーズケーキを頼んで、「甘いものが好きで」と照れくさそうに笑った。


「プロフィール、ちゃんと読みました。映画がお好きなんですね。最近何か観ました?」


その質問に、手のひらが汗ばんだ。ちゃんと読んでくれている。バッジの有無じゃなくて、この人は目の前の私を見ている。


2時間話して、帰り道に気づいた。4人の中でプレミアム歴が一番短い彼が、一番誠実だった。


バッジの金色は、何を証明するのか


プレミアム会員のバッジは「お金を払って婚活を続けている」という事実しか教えてくれない。真剣かどうか、誠実かどうか、自分を見てくれているかどうかは、そこには書いていない。


最初のメッセージでプロフィールに触れてくれるか。デートで自分の話ばかりしないか。こちらの言葉に、ちゃんと間を取って返してくれるか。


バッジより、目を見ればわかることのほうがずっと多い。


課金額で人を測ろうとしていた自分が、一番浅かった。


プレミアムの意味


2人目のプレミアム会員に会ったのは、1人目の翌週だった。恵比寿のカフェ、14時。窓際の席で、外の並木道が見えた。銀杏が色づき始めていて、黄色い葉が風に揺れていた。


36歳、IT企業のマネージャー。話し方が穏やかで、質問の仕方が丁寧だった。「プロフィールに○○って書いてましたよね」と、ちゃんと読んでいた。


1時間話して、気づいた。この人が「課金して真剣」なのは、金色のバッジのせいじゃなかった。プロフィールを読むこと、質問を準備すること、時間通りに来ること。課金していなくてもできることを、ちゃんとやっている人だった。


「なんでプレミアム入ったんですか?」と聞いたら、少し恥ずかしそうに「足あと見たくて」と言った。笑った。心臓が少し跳ねた。正直だった。


帰り道、恵比寿駅に向かって歩きながら考えた。プレミアム会員かどうかで人を判断しようとしていた自分が恥ずかしかった。月額数千円の課金で人の誠実さは測れない。バッジの色じゃなくて、目の前の言葉と態度で判断すればよかった。


2人目の彼とは、3回目のデートでちゃんと付き合うことになった。「プレミアム会員だから」じゃなくて、「あの日のカフェで、ちゃんと話を聞いてくれたから」。


正直、まだ答えは出ていない。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

#Omiai#体験談#プレミアム会員#婚活#デート

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