Pairs課金3ヶ月で学んだこと。無課金との差は、思ったより残酷だった
いいねがこないのは写真のせいじゃなかった。課金してわかった、マッチングアプリの見えない構造。
いいねがぜんぜん来なかった時期、私はずっと写真のせいにしていた。
「もっとかわいく撮れてたら」「プロフィール写真さえよければ」——そう言い聞かせながら、Pairsの無課金期間を2ヶ月半過ごした。いいねは月に3〜4件。しかもそのほとんどが、プロフィールをほぼ埋めていないアカウントからだった。
「えー、これ本当に機能してる?」
友達にそう愚痴ったのは、登録から9週間目の夜だった。恵比寿のバルでワインを飲みながら、同じくPairsを使っている彼女が「課金してないから当たり前だよ」とさらっと言った。私はその一言の意味を、そのときまだちゃんとわかっていなかった。
無課金でいた2ヶ月半、何が起きていたか
Pairsには、無課金のまま使える範囲がある。いいねを送ることも、プロフィールを作ることも、無料でできる。だから最初は「とりあえず試してみよう」くらいの気持ちで始めた。
でも後から気づいたのは、無課金状態では自分がどのくらい検索に表示されているのか、まったく見えないということだ。いいねが来ない理由が「表示されていないから」なのか「見られたけど興味を持たれなかったから」なのか、判断するすべがなかった。
闇の中で矢を射るような2ヶ月半。
写真を変え、プロフィール文を書き直し、コミュニティに参加し、それでもいいね数はほぼ動かなかった。今思えば、構造そのものを理解しないまま表面だけいじっていたんだと思う。
課金初日に気づいた、見えていなかったもの
月額プランに変えたのは、登録から11週目。3,980円を払ってスタンダードプランにした瞬間、画面の情報量がいきなり変わった。
「誰があなたのプロフィールを見たか」が、リアルタイムでわかるようになる。
この機能が、思っていたより残酷だった。
課金初日だけで、私のプロフィールを見た人が23人いた。無課金のとき、私は「見られてすらいない」と思っていたのに、実際は見られていた。ただ、いいねには繋がっていなかった。
矢は届いていた。でも刺さっていなかった。
これがわかった瞬間、喉の奥に何かがつかえた感じがした。写真のせいでも、アプリの仕組みのせいでもなく、純粋に「プロフィールの中身が弱かった」という事実と向き合わないといけなくなったから。
3ヶ月かけてわかった、課金と無課金の本当の差
よく「Pairs は課金してもマッチ率変わらない」という声をネットで見かける。半分は本当で、半分は違う、というのが私の実感だ。
課金しても、写真がいまいちなら結果は変わらない。その意見は正しい。
でも課金することで「何が問題なのかがわかる」という点は、まったく別の話だ。
足あと機能でわかること。プロフィールは見られているのに通過されているなら、写真か文章のどちらかに問題がある。見られてすらいないなら、検索への表示頻度やログイン頻度の問題かもしれない。この切り分けができるだけで、改善の方向性が全然変わってくる。
課金2週間目に、私はプロフィール写真を3枚差し替えた。「かわいく見せようとしている感」が出すぎていた写真から、吉祥寺のカフェで友人に撮ってもらったスナップ風のものに変えた。笑顔が不自然じゃない写真。それだけで、足あとをつけてくれる人の数が1日あたり5人前後増えた。
数字が見えると、行動が変わる。これが課金の本当の価値だったと思う。
あとは「いいね!ありがとう機能」と呼ばれる、相手からいいねをもらった際に返信しやすくなる機能の存在。無課金のままでいると、いいねをもらっても相手のプロフィールをじっくり確認してからマッチングするかどうか決める、という選択肢が狭い。課金後はその判断がスムーズになった。小さな差のようで、積み重なると大きい。
3ヶ月のトータルで見ると、課金前のマッチング数は2件。課金後の3ヶ月では14件。同じアカウント、同じ人間、でもこれだけ変わった。
プロフィールを直した、あの3週間
課金してすぐマッチングが増えたわけじゃなかった。最初の3週間は、ひたすらプロフィールを改善する期間になった。
足あとをつけてくれた人のプロフィールを片っ端から確認した。どんな人が私を見ているのか、その人たちはどんなプロフィールを書いているのか。相手の解像度が上がることで、自分が何を書けばいいかが少しずつ見えてきた。
私がPairsで最初に書いていた自己紹介文は、こんな感じだった。
「休日は映画やカフェ巡りが好きです。料理もたまにします。気軽に話しかけてください」
——今見ると、ほぼ情報量ゼロだとわかる。誰でも書けることしか書いていない。
直後に書き直したのは、具体性を持たせた文章だった。好きな映画のタイトルを書いた。「たまに料理します」じゃなくて「先月初めて麻婆豆腐を一から作って、辛すぎて一人でむせた」という話を書いた。下北沢の古着屋をよく巡ること、でも服のセンスはそんなに良くないこと。
マジで?って思うくらい、反応が変わった。
「麻婆豆腐の話、笑いました」という最初のメッセージをもらったのは、書き直してから5日後のことだった。
課金3ヶ月後、残ったリアルな感想
3ヶ月で使った金額は、11,940円。スタンダードプランを3ヶ月継続した計算だ。
この金額が高いか安いかは、正直人によると思う。でも私にとっては、「アプリの使い方を理解するための授業料」として考えたら、そこまで高くはなかった。
課金することで何かが魔法みたいに変わるわけじゃない。それだけははっきり言える。課金しても、プロフィールが弱ければ結果は出ない。写真がいまいちなら、足あとはついてもマッチングに繋がらない。
でも、何が弱いのかがわかるようになる。そしてそれがわかれば、直せる。
無課金のままでいた2ヶ月半で私がやっていたのは、目隠しをしたまま壁を塗り直すような作業だった。課金して初めて、どこが剥げているのかが見えた。
Pairsに限らず、withでもOmiaiでも、課金の構造は似ている部分がある。お金を払うことで機能が増えるというより、情報が増える。自分のアカウントが今どんな状態にあるのか、客観的に見るためのレンズを買うような感覚に近い。
14件のマッチングのうち、実際に会ったのは6人。そのうち3回以上会った人は2人。今もやりとりが続いているのは1人だ。
数字だけ見ると地味かもしれない。でも無課金のまま続けていたら、そのうちアプリ自体をやめていた可能性が高い。「いいねが来ない」「マッチしない」という事実だけが積み上がって、疲れて終わっていたと思う。
情報がなければ、人は諦める理由を間違える。
よくある質問
Pairs(ペアーズ)は無課金でマッチできるのか↓
マッチングアプリでいいねがこない理由は写真だけか↓
Pairsの課金3ヶ月の効果と相場は↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。