アンマッチされた夜。後悔しないために気づけること
アンマッチの通知は来ない。ただ、いなくなる。Omiaiで3回アンマッチを経験した時期があった。全部、デートの約束をした後だった。アンマッチが起きやすいタイミングと、その前にあった「あの瞬間」を振り返った記録。
正直に言う。アンマッチされたのに、通知すら来なかった。
ある日突然、トーク画面から相手が消える。「このユーザーとのトークはありません」というメッセージが出るだけだ。いつアンマッチされたのかもわからない。昨日まで話していた相手が、今日いなくなっている。
Omiaiで3回アンマッチを経験した時期があった。全部、デートの約束をした後だった。
3回目のアンマッチのとき、「日曜の午後2時、恵比寿のロブロイというカフェでいいですか」というやりとりをした翌朝だった。スマホを開いてトーク画面を確認しようとしたら、名前がなかった。日曜の待ち合わせの話をしていたのに、その人はもういなかった。スマホを持ったまま、数秒間、何も考えられなかった。
アンマッチが起きやすいタイミング
経験から見ると、アンマッチは特定のタイミングに集中していた。
デートの場所を具体的に詰めた後
「じゃあ土曜の15時、渋谷でどうですか」と決めた翌日にアンマッチ、というパターンが2回あった。「会うことが現実になった瞬間に不安になる」という心理が働くらしい。
「会うことへの不安」は、特にOmiaiのように真剣度の高いアプリで起きやすいと思う。「本当にこの人でいいのか」という迷いが、具体的な日時と場所が決まった瞬間に噴き出すことがある。
返信の間隔が空いた後
こちらから送って、2日後に返信が来て、こちらが返したらアンマッチ。「もう気持ちが冷めていたのに返してしまった」というケースかもしれない。
メッセージが急に短くなった後
1〜2行だった返信が「そうですね」の3文字になり始めたとき、数日後にアンマッチ。サインは出ていた。
後から振り返ると、3回目のケースは「そうですね」「楽しみにしてます」という短い返信が続いていた。「テンションが下がってきたのかな」と思いつつ、そのまま進んでしまった。あの短い返信の段階で「最近忙しいですか?」と一回確認していたら、違う結果があったかどうか。今もわからない。
アンマッチを防ぐために変えたこと
デートの約束は段階的に詰める
「来週あたりどうですか」→「土曜はどうですか」→「じゃあ14時に渋谷で」という3ステップの確認を入れるようにした。一気に詰めると逃げ場がなくなる人もいる。
返信が短くなったら重い話題を避ける
返信の温度が下がっているときに「いつ会えますか」と聞くと、プレッシャーになる。返信の密度が戻るまで、軽い話題を続ける。
「なんとなく今日会いませんか」の提案
デートの予定が決まっていない段階でも、「もし今日空いてたらカフェでも」という軽い提案をしてみると、相手の本気度がわかる。乗ってくる人は次のステップに進む準備ができている。
アンマッチされた後にやること
理由を探さない。これが一番だった。
何が悪かったかを分析する時間は、次の人へのエネルギーを削る。アンマッチは「その人との縁が薄かった」という事実だけで、それ以上でも以下でもない。
消えた相手のことを考える夜より、まだ出会っていない誰かを探す時間の方が、ずっと前向きだった。
あの恵比寿のカフェには、結局行ってみた。一人で。ロブロイという店は思ったより静かで、窓際の席からガーデンプレイスが見えた。コーヒーを飲みながら「ここで会っていたら、どんな話をしていたんだろう」とちょっとだけ思った。それだけだった。
新宿駅の地下通路で、通知に気づいた瞬間
アンマッチの通知は新宿駅の地下通路で見た。人混みの中、スマホの画面に「マッチが解除されました」と表示されていた。胸のあたりがすっと冷えた。昨日まで普通にやりとりしていたのに。
何がダメだったのかを考え始めると止まらない。最後に送ったメッセージを何度も読み返した。「今度の週末空いてますか?」——重かったのか。それとも、もっと前から違和感があったのか。
アンマッチされる前の小さなサイン
後から振り返ると、サインはあった。返信が一行になっていた。質問が減っていた。スタンプだけの返信が増えていた。でもその時は、「忙しいのかな」と都合よく解釈していた。
吉祥寺のカフェで一人コーヒーを飲みながら、ノートに書き出してみた。相手の温度が下がっている兆候に気づいたら、追いかけるんじゃなく、一度引く。自分からの連絡を減らして、相手の出方を見る。追えば追うほど逃げられる。手のひらの砂と同じだった。
アンマッチは恋愛の通過点だ。恵比寿の夜道を歩きながら、次の出会いに意識を向けた。心臓がドクンと跳ねる日は必ず来る。手のひらの汗を拭いて、前を向いた。
アンマッチは終わりじゃなく通過点。恵比寿で出会った新しい人との会話が弾んだとき、あのアンマッチに感謝した。心臓がドクンと跳ねた。手のひらの汗が温かかった。次の出会いは前の終わりが先にあるけど、それが怖かった。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。