恋愛体験談
終電を逃した夜、タクシーの中で
4回目のデートで終電を逃した。タクシーの後部座席、彼の肩に頭をもたせかけたまま、小さな声を聞いた。目を開けたら壊れる気がして、私はずっと眠ったふりをしていた。
女性タップル|20代後半
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マッチングアプリで出会った相手への告白体験談。成功・失敗・タイミングの見極め方を、リアルな経験から学べます。
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4回目のデートで終電を逃した。タクシーの後部座席、彼の肩に頭をもたせかけたまま、小さな声を聞いた。目を開けたら壊れる気がして、私はずっと眠ったふりをしていた。
大阪に出張中の彼へ、2月14日の深夜に送った22文字。チョコより先に届いた「好きです」が、あの冬いちばん正直なものだった。
11月の新宿、赤い照明の狭い部屋。彼女が「好きです」と言った瞬間、流れていた曲を私たちはふたりとも覚えていない。でも、手が触れた感触だけは、今もはっきりと残っている。
1回目は顔合わせ、2回目は確認、3回目が本番——これは本当だった。
深夜12時、「少し走りましょうか」のひと言で車が動き出した。湾岸の夜景より、助手席で零れた言葉の方がずっとよかった、あの夜のこと。
杉並区の古いシェアハウス。毎日顔を合わせるからこそ、半年間何も言えなかった。引越しの知らせを受けた夜、初めて「もう怖くない」と思えた。