3つのアプリを全部退会した日。私はいったい何から逃げたかったのか
Pairs・Tinder・with、3つ全部退会した夜。喉の奥に小さな石が落ちる感触だけがあった。解放感でも達成感でもなく。1年間3つのアプリを使い続けた私が、退会ボタンを押すまでに何があったのか、正直に書く。
恋愛体験談
スワイプひとつで始まった出会いが、どんな物語になったのか。Pairs・Tinder・with・Omiai・Tappleで出会ったリアルな恋愛体験談。ドキドキしたあの夜、すれ違った理由、忘れられない別れ——誰かのリアルな体験が、あなたの恋愛を映す鏡になるかもしれない。
185 本
Pairs・Tinder・with、3つ全部退会した夜。喉の奥に小さな石が落ちる感触だけがあった。解放感でも達成感でもなく。1年間3つのアプリを使い続けた私が、退会ボタンを押すまでに何があったのか、正直に書く。
Bumbleで出会ったコウタの家で、初めて料理を作った夜。鍋の底が真っ黒になって、キッチンに煙が充満して、私は泣き崩れた。でもあのとき彼が見せた顔を、私はたぶん一生忘れない。失敗が思い出になる夜。
今日、言おうと決めていた。品川の水族館、クラゲの青い光の中で3回目のデートの告白はできなかった。それでも改札の前でほんの少しだけ本当のことが口から出た夜の話。言えなかった言葉の行方。
社内恋愛はしない、と決めていた。別れたら面倒、噂になる、仕事がやりにくくなる。でも11月の田園都市線の朝の電車が、その決意をゆっくりと溶かしていった。同じ会社の人を好きになってはいけないと思っていた、その決意が崩れるまでの話。
Pairsで知り合って5回目のデートは、夜から始まって朝になった。10月の中目黒のバー、肩の距離が前回より少しだけ近かった気がした。名前をつけた瞬間に壊れる可能性が生まれる——それが怖くて、コーヒーが冷める速さで「友達」のふりをしていた朝。
11月の吉祥寺、サンロードから一本外れた路地でしゃがんでいたら声をかけてきた人がいた。キジトラの野良猫を挟んで話して、それだけのはずだったのに気づいたら毎週会っていた。偶然の出会い体験談——縁って、こんなふうに転がり込んでくる。
東京マラソンを完走した翌朝、太ももが鈍く軋んで起き上がれなかった。その日の午後に初デートの約束があった。かっこいいところは何ひとつ見せられなかった。でもあの4時間が、たぶん人生でいちばん正直な自分だった体験談。
タップルで出会った彼と4回目のデート、新宿三丁目の焼き鳥屋「てけてけ」で終電を逃した。タクシーの後部座席、彼の肩に頭をもたせかけたまま小さな声を聞いた。目を開けたら壊れる気がして、私はずっと眠ったふりをしていた夜の話。
半年前にアプリで一度会って、そのまま自然消滅させた人からLINEが来た。平日昼の12時17分。「久しぶりです。元気ですか」——断る理由もなく恵比寿で2時間話したら、「違う」と思っていた理由を思い出せなくなっていた。セカンドチャンスの話。
よくある質問