タップルの有料プランに課金した夜、後悔しなかった話
タップルを3ヶ月無料で使い続けて、月15件のマッチングがあった。デートは1件だけ。課金した翌日、渋谷のドトールで足あと一覧を開いて固まった。変わったこと、変わらなかったことを正直に書く。
課金した翌日、渋谷のドトールで固まった。
タップルの「いいねしてくれた人」一覧を開いたら、無料期間中に見えていなかった相手が6人いた。そのうち1人は、趣味タグが5個も被っていた。3ヶ月間、その人からのいいねに気づかないまま過ごしていた。ドトールのブレンドコーヒーが冷めていくのに気づかなかった。手のひらが、じんわり汗ばんだ。
無料3ヶ月の正直な数字
タップルを無料で3ヶ月使った。
マッチング数は月15件前後。でも、デートまで進んだのは1件だけだった。
「15件もマッチングしてるなら十分じゃないの」と友達に言われた。中目黒の居酒屋で。でも15件のうち、メッセージが3往復以上続いたのは5件。その5件のうち、会える日程が合ったのが1件。その1件のデートは、話は弾んだけど「また会いましょう」にならなかった。
無料でできること。いいねを1日10回まで送れる。マッチングした相手へのメッセージ送受信。趣味タグのフィルタリング。ここまでで3ヶ月やって、「足りない」と感じたのは2つ。「いいねしてくれた人が見えない」ことと、「1日10回の制限で相手を探し切れない」こと。
「課金してみれば? 1ヶ月だけ」
友達のその一言で、試してみた。月3,600円。焼肉1回分の値段。
課金翌日に起きたこと
課金して最初にやったのは、「いいねしてくれた人」の一覧を全部見ることだった。
6人いた。3ヶ月間、非表示になっていた6人。「カフェ巡り」「映画」「料理」のタグが全部同じ人がいた。プロフィールを開いたら、自己紹介に「吉祥寺のハモニカ横丁の裏にある焼き鳥屋が好き」と書いてあった。
「え、俺もあの店好きなんだけど」
声が出た。ドトールの店内で。隣の席のおじさんがちらっとこっちを見た。恥ずかしかった。
すぐにいいねを返した。マッチングした。メッセージを送った。「趣味タグめっちゃ被ってて驚きました。ハモニカ横丁の焼き鳥屋ってもしかして○○ですか?」。返信は1時間後に来た。「そうです! あそこの砂肝が好きで」。
3ヶ月間見えていなかったことが、怖くなった。
いいね送り放題が、想像以上に効いた
無料のときは1日10回の制限があるから、迷いながら選んでいた。「この人にいいねする価値があるかな」と、変な損得勘定が入っていた。
有料になってから、趣味マッチングで「カフェ好き」に絞り込んで、1日40〜50件スワイプできるようになった。母数が増えると、当然マッチング数も増える。迷っている暇がないから、直感で「いいな」と思った人にどんどん送れた。
1ヶ月の結果。マッチング数が15件から29件に増えた。ほぼ倍。
変わらなかったこと——ここが正直に書く部分
マッチング数は増えた。でも、デートまで進む確率は変わらなかった。
29件マッチングして、デートができたのは2件。以前は15件で1件だったから、比率はほぼ同じ。課金は「出会いの母数を増やす」ための道具であって、「メッセージの質を上げる」道具じゃなかった。
それともう一つ。足あとが見えるようになると、来ていないことがわかって気になってしまう。無料のときは「見えないから気にならなかった」のに、有料で見えるようになったら「今日は足あとゼロか……」と気にしてしまう。これは正直、精神的によくなかった。
友達に「足あとの数、見ないほうがいいよ」と言われた。「見えるようになったのに見ないの」と返したら、「だから見ないほうがいいって言ってる」と笑われた。
課金すべきかの判断基準——正直に書く
無料で月10件以下しかマッチングできていない場合は、課金する価値がある。いいね送り放題とマッチング優先表示で数字が変わる。
一方、マッチング数はそこそこあってもデートに進まない場合は、課金よりプロフィールの見直しと、メッセージの書き方を変えるほうが先だ。課金は土台ができた後のブーストであって、土台なしで課金しても「高い通行料を払っているだけ」になる。
1ヶ月試して、自分に足りなかったのはマッチング数ではなく、マッチング後の会話の続け方だったとわかった。課金は正解だったが、根本の課題は別のところにあった。
吉祥寺のハモニカ横丁で焼き鳥を食べた人とは、今も連絡が続いている。見えていなかった3ヶ月が惜しいと思うけど、課金して見えた瞬間に動けた自分はよくやったと思う。
課金で変わるのは出会いの量であって、出会いの質は自分次第だった。
課金して本気で使ったのに、向き合い方が変わった。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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