Tinderで真剣に探した3ヶ月の夜。後悔した現実と気づいたこと
「Tinderはやめとけ」と友達に言われた秋、26歳の私は無視して始めた。3ヶ月で20人以上会って、真剣に付き合えたのは1人。確率5%の中から本気の人を見つけた方法を書く。
「Tinderはやめとけ、遊び目的しかいないから」
友達にそう言われた26歳の秋、渋谷のドトールでアイスコーヒーを飲みながら、私はTinderをダウンロードしていた。他のアプリで3ヶ月やってうまくいかなかった後だったから、「とにかく違う場所で試してみたい」という気持ちだった。アイスコーヒーの氷がカラカラと鳴っていた。
忠告を無視して始めた。結果から言う。3ヶ月で20人以上と会って、真剣に付き合えたのは1人。確率にして5%。高くはない。でも0%だったPairsの3ヶ月と比べたら、結果は出た。
Tinderで「遊び目的」を見抜くパターン
20人と会ううちに、目的が違う人の共通パターンが見えてきた。
写真が上半身の筋肉を強調したもの1枚だけ。バイオが空欄か「仕事は医療系」のひと言だけ。最初のメッセージが「かわいいですね」「声聞いてみたいです」。この3つが重なるとき、だいたいそういう目的だった。
六本木のバーで会った人は、席についてすぐ「今日このあと空いてる?」と聞いてきた。氷が溶けたジントニックを見つめながら、喉の奥に苦いものが込み上げた。断る言葉を探しているうちに、彼はもうスマホを見ていた。帰り道、表参道の交差点で信号待ちをしながら、iPhoneの画面でそのマッチを削除した。手が少し震えていた。悔しかったのか、悲しかったのか、よくわからない。
3回同じパターンを経験して、初回デートの前にビデオ通話を挟むようにした。5分話せば、だいたい空気感でわかる。「今度会いませんか」の前に「ちょっと電話しませんか」。この一手間で、時間の無駄が激減した。
真剣な人の特徴——バイオに「目的」が書いてある
逆に、真剣な人には共通点があった。
写真が複数あって、日常の場面が入っている。バイオに具体的な趣味や価値観が書いてある。最初のメッセージでバイオへの言及がある。
付き合うことになった彼は、バイオにこう書いていた。
「結婚も視野に入れて探してます。暇つぶしではないので、同じ目的の人だけ右スワイプしてください」
最初に見たとき、少し笑った。直接すぎて。でも新宿御苑の近くのカフェで初めて会ったとき、彼は「バイオにあれ書くの恥ずかしかったけど、書かないとフィルターかからないんですよね」と苦笑いした。その顔が正直で、胸の奥がふわっと温かくなった。
3回目のデート、中目黒の川沿いを歩いているとき、桜はもう散りかけていた。花びらが水面に浮いている。彼が「ちゃんと付き合いたいと思ってます」と言った。驚かなかった。最初から目的が一致していたから。風が吹いて、髪が顔にかかった。払おうとしたら、彼の手が先に動いた。指先が額に触れた瞬間、心臓が跳ねた。
ビデオ通話という「最強のフィルター」
3回同じ失敗を繰り返した後に始めたビデオ通話は、結果的にTinder攻略の最大の武器になった。
やり方はシンプル。マッチして5〜6往復メッセージした後に「会う前にちょっと電話しませんか? 5分でいいので」と送る。
遊び目的の人はこの一言で9割がフェードアウトする。「めんどくさい」と思うらしい。逆に、真剣な人は「ぜひ」と返してくる。
電話で話すと、テキストでは見えなかったものが見える。声のトーン。間の取り方。笑い方。5分で「この人とは会いたい」か「違うな」がわかる。池袋のマクドナルドでiPhoneを耳に当てながら、3分で「この人は違う」と確信したことも、7分話して「すごく話しやすい」と感じたこともある。
付き合うことになった彼とも、最初はビデオ通話だった。彼の笑い方がちょっと不器用で、それが良かった。
自分のバイオを変えたら、出会う人が変わった
3ヶ月使って、最も効いたのは自分のバイオの変更だった。
途中から「付き合うことを前提にお話したいです」と1行追加した。それ以降、遊び目的の人からのメッセージが明らかに減って、真剣な人からのマッチングが増えた。
「言葉にすると引かれる」と思っていたけど、逆だった。目的を書くと、同じ目的の人が集まってくる。Tinderは特に、書かないとわからない。何も書かなければ、どちらでもいい人として認識される。
渋谷のドトールでTinderをダウンロードしたあの秋の日、友達の忠告を無視してよかったと思う。場所が悪いんじゃない。探し方が違っただけだった。
今、彼と付き合って半年になる。先週の日曜、二人で中目黒の川沿いをまた歩いた。あのとき散っていた桜の木が、今は青々とした葉をつけていた。同じ場所なのに、季節が変わると空気が違う。彼の隣で歩く速度が、自然と同じになっていることに気づいた。
自分から先に本気を見せないと、相手の本気も見えないのに。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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