Tinderで4回怖い思いをした夜、後悔した確認の話
写真と全然違う人が来た。知らない住宅街のカフェに呼ばれた。「一人暮らし?」を3回聞かれた。Tinderで4回怖い思いをして作った、会う前の安全確認チェックリストを全部書く。
正直に言う。4回怖い思いをしたのに、確認しなかった自分が引き寄せていた。
Tinderを始めて3ヶ月目、渋谷のカフェで待ち合わせた。写真は25歳くらいの爽やかな顔だった。改札の前で立っていた人は、どう見ても40代だった。
目が合った瞬間、心臓がぎゅっと縮んだ。笑顔を作ったけど、手のひらが冷たかった。「こんにちは」と声が裏返った。
後で調べたら、10年以上前の写真を使っていた。Instagramのリンクを事前に見ていれば気づけたのに。1時間で「用事があって」と切り上げた。山手線で帰りながら、窓に映る自分の顔がこわばっているのが見えた。怒りと、気づけなかった自分への情けなさが混ざって、喉の奥が詰まった。
Tinderで会う前に怖い思いをした4回の記録
4回あった。全部、「会う前にもっと確認できた」という後悔つき。
1回目:写真詐欺
上に書いた通り。写真と別人。Tinderは写真がすべてのアプリだから、写真が嘘だと何も信用できなくなる。あの日から、写真だけで判断しないと決めた。
2回目:知らない場所に呼ばれた
「うちの近くにいいカフェがあるから、来てほしい」と言われた。断り方がわからなくて、そのまま行った。最寄り駅から徒歩15分。住宅街の細い路地を歩いて、Google Mapを何度も確認した。カフェ自体は普通だったけど、帰り道が暗くて、スマホのGPSを開きっぱなしにして歩いた。心臓がずっとバクバクしていた。
帰宅してからiPhoneを充電器に刺して、手が震えていることに気づいた。何も起きなかった。でも「何か起きていたら」という想像が、その夜ずっと消えなかった。
3回目:LINEに切り替えた途端に豹変
Tinderでは普通にやりとりしていたのに、LINE交換した途端に「今日会えない?」が来た。断ったらまた来た。5回続いた。既読スルーしたら、深夜2時に「寝た?」が来た。ブロックした。
4回目:住所を聞き出そうとする人
恵比寿のカフェで会った。席に座って5分で「一人暮らし?」と聞かれた。「どのへんに住んでるの?」「最寄り駅どこ?」。笑顔で返しながら、喉の奥に何かがつかえた感じがした。スタバのラテの味がしなかった。
30分で「ちょっと次の予定があって」と切り上げた。帰り道、友達にLINEした。「やばい人に当たった」。友達は「大丈夫?」と返してくれた。大丈夫だった。でもあの30分間、誰にも言わずに一人で座っていた自分が怖かった。
Tinderで会う前の安全確認チェックリスト
4回の経験から、会う前に必ずやることを決めた。全部で7項目。所要時間は10分。
チェック①:SNSアカウントを確認する
TinderのバイオにInstagramやXのリンクがあるか見る。リンクがある場合は実際にアカウントを開く。
確認するポイント:
- アカウントの作成時期(半年以上の投稿履歴があるか)
- 投稿の雰囲気がTinderのプロフィールと一致するか
- フォロワーとフォローのバランス(極端に偏っていないか)
- 写真が直近のものか
リンクがない場合は、名前やプロフィールの情報でInstagramを検索することもある。見つからなくても即NG判定じゃない。ただ「確認できる情報がゼロ」の人とは、ビデオ通話を挟んでから会う。
チェック②:ビデオ通話で本人確認する
Tinderにはビデオ通話機能がある。会う前に5分だけでいいから使う。
目的は「写真と同じ人かどうか」の確認。1回目の写真詐欺は、これで防げた。ビデオ通話を断る人は、何か隠している可能性がある。「苦手で」と言われたら無理強いはしないけど、会うハードルは上げる。
チェック③:会う場所は必ず自分で提案する
これは絶対。2回目の経験から徹底している。
条件:
- 駅から徒歩5分以内
- 昼間〜夕方(初回は夜を避ける)
- 人が多い場所(カフェ、ショッピングモール内のカフェ)
- 自分が行ったことのある店
「先輩に薦められたカフェがあるんですけど、そこでどうですか?」という言い方だと自然。相手が「うちの近くがいい」と言ってきたら、「次回はそちらで!今回はこっちで」と切り返す。それでも押してくる人とは会わない。
渋谷のスクランブルスクエア内のスタバ、表参道のロンハーマンカフェ、新宿ルミネのカフェ。私のTinder初回デート候補リストは全部、人が多い駅近の店。
チェック④:友達に日時・場所・相手の情報を送る
「今日14時から渋谷のスタバで会う人がいる。Tinderで知り合った。相手の名前は○○、写真これ」とスクショ付きで友達に送る。
「16時に連絡する。連絡がなかったら電話して」という約束もしておく。4回目の怖い体験のとき、もし友達に事前に伝えていたら、あの30分はもっと心強かった。
チェック⑤:メッセージのやりとりを最低10往復する
3回目の経験(LINE交換後の豹変)から決めたルール。Tinderのメッセージを10往復以上交わしてから、LINE交換や会う約束をする。
10往復のあいだに見えるもの:
- 返信のペース(深夜3時に連続で送ってくる人は注意)
- 質問の内容(住所・家族構成・一人暮らしかどうかを早い段階で聞いてくる人は警戒する)
- 会話のバランス(一方的に自分の話だけする人、逆に何も話さない人)
「早く会いたい」「今週会えない?」が3回以上続いたら、ペースを合わせない。急かす人は、相手の気持ちを考えていない場合が多い。
チェック⑥:個人情報は必要最低限しか出さない
会うまでに教えていい情報と、教えなくていい情報を分ける。
教えてOK:下の名前、大まかな職種(「IT系です」くらい)、趣味
教えない:住んでいるエリア、最寄り駅、勤務先名、一人暮らしかどうか
LINE交換は会った後でいい。会う前にLINEを交換すると、電話番号検索やID検索から本名が特定されることがある。Tinderのメッセージだけでやりとりを完結させて、会ってから「よかったらLINE交換しましょう」の順番。
チェック⑦:「帰れる状態」を常に確保する
初回デートは1時間〜1.5時間で切り上げる前提にしておく。「この後ちょっと用事があるので」と最初に伝えておくと、帰るタイミングを自分でコントロールできる。
交通費と帰りの電車の時間を確認しておく。最悪の場合にタクシーで帰れるように、Suicaの残高とスマホの充電は満タンにしておく。
Tinderで「この人は安全」と判断する5つのサイン
危険サインだけじゃなくて、安心できる相手のサインも書いておく。
1. 会う場所を「あなたが行きやすいところで」と言ってくれる
2. ビデオ通話を嫌がらない
3. 個人情報を聞いてこない(聞くとしても「お仕事は何系ですか?」くらいの粒度)
4. 返信のペースが安定している(深夜の連投がない)
5. 「無理しないでくださいね」「予定あったら全然大丈夫です」と言ってくれる
この5つのうち3つ以上あれば、かなり安心できる。全部ない人は、もう少しやりとりを重ねてから判断する。
Tinderの安全確認に関するFAQ
Q. Tinderで会う前にビデオ通話するのは変ですか?
変じゃない。「会う前にちょっとだけ話したいんですけど、5分だけビデオ通話しませんか」と言えば、まともな人なら応じてくれる。写真詐欺の防止に一番効くのがこれ。断られたら、会うかどうかは慎重に判断する。
Q. Tinderで怪しいと思ったらどう断ればいいですか?
「ごめんなさい、ちょっと体調が悪くなってしまって」でいい。理由を詳しく説明する必要はない。ブロックしても問題ない。それで怒る人は、会わなくてよかった人。罪悪感を持つ必要はない。自分の安全が最優先。
安全確認は「面倒」じゃなくて「お守り」
4回怖い思いをして、チェックリストを作った。最初は正直、面倒だと思った。
でも今はそう思わない。会う前の10分で7項目を確認するだけで、デートへの不安が半分になる。
先月、Tinderで知り合った人と新宿のカフェで会った。事前にInstagramを確認して、ビデオ通話もして、友達にも伝えていた。カフェで向かい合ったとき、手が震えていなかった。コーヒーの味がちゃんとわかった。
チェックリストは、自分を守るためのもの。確認して「怪しい」と思ったら断る勇気。確認して「大丈夫そう」と思えたら楽しむ余裕。どちらも、確認しないと手に入らない。
10分の確認は、安心してデートを楽しむための入場券みたいなもの。
確認しなかった自分が引き寄せたのに、まだやってしまう。
よくある質問
Tinderで会う前にビデオ通話するのは変ですか?↓
Tinderで怪しいと思ったらどう断ればいいですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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